篠原高原鉄道の輸送力増強計画?の一環で、オーバルトラックの向こう側に待避線を設けました。まあ駅という大げさなものではなく、単に交換が出来るスペースなのです。それでもポイントは2カ所あります。手動で暫く運用していたのですが、大変なのでポイントマシンを設置しました。
レイアウト用に販売されているポイントマシンは何種かあります。主流は電磁石を応用したソレノイドタイプ。動作がパチンパチンと小気味よいのですが、動きがおもちゃチックでおもしろくありません。
高級ブラスモデルをリリースしている某メーカーから、スローアクションタイプという、ゆっくり動作するポイントマシンが出ています。駅のセクションにはこれを付けています。
でもネックは価格が高いこと。そこで以前書いたようにTAMIYAのギヤボックスを使うことにチャレンジしました。
いろいろ現物あわせでやっているうちに、単純な構造に落ち着きました。当初マイクロスイッチやダイオードを組み合わせたハイテク?構造を計画していたのですが、結局単純にポイントのトングレールを直接駆動するだけの構造になりました。
1.5v駆動でモーターのトルクがそれほど大きくないのを逆にメリットとして使ってます。アームの動きは物理的に制御します。左の穴の端まで動くと、モーターがストップします。回転部分はウオームギヤなので逆回転せずにアームは保持されます。アームの先端は1mm径の洋白線でスプリング効果があるので、ギヤも傷めず、ポイントもしっかり保持することが出来ます。
でも無理にモーターを止めているだけなので、電流は流れ続けます。なのでモーターの回転が止まったら速やかにスイッチを切る必要があります。
これがコントロール部です。電池ケースと2回路2接点のトグルスイッチで電源の極性を反転させています。中点付きのトグルスイッチなので、offポジションがあり、無駄な通電をなくすことが出来ます。
最初に頭の中で描いていた超スローなポイントの動きは実現出来ませんでした。でも十分実用になり、運転のコントロールがスムーズに出来ます。
少し進化したレイアウトを見に来て下さい。