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超高温も測れる温度計作成



 仕事で東京へ出たついでに、いくつか作り物のネタを仕入れてきました。まず手始めがこれ。デジタル温度計のキットです。1250℃まで計測可能なK型熱電対プローブがセットなった物です。
 昨年ピザ窯が完成したときに、窯内の温度が測れたらいいなと、常々手に入れたいと思っていた物です。
 セットのプローブはただのワイヤー状の物なので、銅パイプと耐熱パテを活用して、窯内の任意の場所の温度を測れるようにします。もちろん燻製作りや、パン作りにも活躍してくれそうです。


 キットはLSI一個にLCDと、いくつかの外付け部品のシンプルな物で、基板は短時間で完成します。


 ただ最終的なアッセンブルには少々手間がかかりました。
付属のクリアケースに入れる場合はアルミの導電シールを貼ってノイズをキャンセルするように指示があります。たまたま生基板があったので2層にしてシールドすることにしました。
 センサーと本体の結合にも若干部品を配置するのですが、それも基板を利用して固定することにしました。


 組み上がったメインの基板です。まだ温度の校正が済んでいないので表示は適当です。


 校正作業です。小さな保冷水筒の中には氷と水が入ってます。氷点下0℃の状況に近づけています。
 鍋の中は沸騰したお湯です。
 この2つで校正します。多分0℃の状態の再現は難しいですが、大体0℃として、沸騰したお湯は標高分を少し差し引いて97℃くらいかな・・・と、まあ、適当です。プラマイ2℃ほどは気にしないことにします。


 完成です。プローブの先端は銅パイプで保持するようにしました。耐熱パテで固定も考えていますが、しばらくは抜き差しして、裸のセンサー状態でも使えるように、接着は無しです。
 銅パイプの根元は堅い木で作りました。正確にはご近所の木工作家のHさんの作です。もったいない。
 と言うわけで完成です。大体室温を表示するし、手で握ると体温付近の温度を指します。
 しばらくは温度測りで遊ぶことになりそうです。

2 Comments

  1. 寅田真生

    おはようございます。私もピッツァ窯(電気)の温度計を探しているのですが、この手作り温度計は全く作ったことが無い者でも作れるのでしょうか?

    • suzuki@ugc

      こんにちは、古い記事なので参考になるかは恐れ入ります。
      温度計の基板は秋月電子という秋葉原の電子部品専門店で入手したものですが、現在は販売していないようです。
      http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10746/
      キットではありませんが高温まで測れる温度計としてはこのようなものが売られているようです。
      私の作ったものは精度がなかなか出なくて、結局現在使ってません・・・と言うよりピザ焼いてない(汗)
      近所の友人宅では放射型の本格的なのを使ってますが、高いですね。
      あまり参考にならない回答で申し訳ないです。

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