台風の大雨と東風は少なからず庭をいじめて通り過ぎて行きました。雨と風で背の高い植物たちの多くが倒伏しました。
普段はあまり吹かない東からの強い風が長く続いたせいか、大事な果樹に被害がでました。やっと大きくなって来た洋梨の木の一本が折れてしまいました。まだ幹が細く、その割には天辺でたくさん枝を出していたため、強く揺すられるうちに耐えきれなくなったようです。
ブラックベリーの新梢も雨と風に翻弄され地面に這いつくばっていました。シュートの根元がやられてます。仕方ないので撤去です。
まだ発展途上の庭には思わぬ弱点がありました。東風が吹く台風に対しては無防備でした。庭が進化して行くためには脆弱なところを克服して行かなければなりません。新たな課題を突き付けられた台風一過でした。
夕方、それまで雲に隠れ気味だった南アルプスの稜線がくっきり浮かび上がりました。台風一過の青空と、この時期にしては乾いた低めの空気、まるで秋がやって来たような夕暮れでした。