頼んでおいたCasa Milleの和名とも言える庵号が出来上がりました。いつも味の有る達筆の年賀状を頂くW大先生に、命名と揮毫をお願いしていたのです。
昨年、食事を一緒にしたときに、「もう思いついたから。でも絶対いやだよとは言わせないよ」
と念を押されていた曰く付きの庵号です。
本当は木の看板に直接書いて頂きたかったのですが、
「そんなに簡単に書けるものじゃない。何十枚って書いて、やっと気に入ったものが出来るんだから・・・」
と、どうも大変な事になってるようです。
恐る恐る頂戴に上がりました。
「????小舎」と半紙を裂いて短冊状にした紙に、見慣れたWさんの独特な書がしたためられていました。
「△△■■小舎?」
「そうだな。」
うーん、確かに反古にしたいような、もっとお上品な屋号が・・・
でも約束だからなあ・・・
しかし、じっくりとその文字をながめているうちに、とても愛らしい名前に思えてきました。ひっそりと山奥(でもないのですが)で暮らす老夫婦の感情を見事に表しています。
頂いた帰り道、早速額縁を買いました。玄関にこれを飾ることにしたからです。木の看板へは別の方法で書き込む事を考えてみます。
さあ、どんな庵号になったのか、それは我が家の玄関に入ったときのお楽しみです。