至高の贅沢

 昨夜友人との食事会がありました。
 たまに前の仕事場の近所でランチタイムミーティングしていたSさんが、恒例、年末に仕込んだ「タンシチュー」を食べる会です。
 仕込みから仕上げまでSさんの独壇場、プロ級の腕前を披露してくれました。
 昨年までは噂には聞いていたのですが、実際にいただくのは今回が初めてです。夕方、某パン屋さんで焼きたてのフランスパンを仕入れて、図々しくも夫婦でお邪魔しました。
 実は先客がいるはずです。自転車を作っているK君です。彼とは古いつきあいですが、ここしばらく合ってないので、久しぶりに会うのが楽しみです。
 Sさんの玄関を入り、居間を覗くと懐かしいK君がいました。彼、とても驚いた表情です。Sさんがどうも私たちが来るのをわざと隠していたようです。サプライズの演出でした。
 楽しい食事が始まりました。我が家からも白ソーセージを少しですが持って行きましたので、それを前菜代わりに、ワインを頂きます。
イタリアワイン通のK君の選んだ2本。我が家は下戸なので、普段はまるっきりお酒は飲みません。でもたまに美味しいワインを嘗める?のは大好きです。
 色もお味も微妙に違う2本。時間と共に評価が微妙に変化して行くのですが、下戸には少々理解不能。
 メインのタンシチューは絶品でした。何日もかかって仕込まれたソースと、とろけるように煮込まれたタン。何も言うことはありません。
 これが高級レストランじゃなく、家庭の居間で楽しめるのがとっても贅沢です。しかも気の合う友人だけで、楽しいお話をして・・・それでなくても美味しいご馳走が、さらに何倍にも美味しくなります。
みんなでしみじみと幸福感を味わって、ふと気がつくとお皿は空です。カメラを用意していったのですが、今回は映像はありません。
つい先日行ったジブリ美術館じゃありませんが、写真に撮るより心に留めて・・・です。
 幸せな気持ちで暖かくなったところで、冬の夜道を帰路につきました。
ご馳走様でした。

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