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日帰り入院?



 これは病院で患者の腕や足につけるID票です。今日これを自分の腕につけられました。
 たいしたことでは無いのですが、形成外科でちょっと手術をしてきたのです。疾患の細かな内容は・・・ですが、正味40分ほどのオペでした。
 仰々しく手術用のタオルの浴衣?に着替えさせられ、何重もの扉をくぐり抜けて手術室に案内されます。
 ERで見るような設備に囲まれた小さなベッドに寝るように指示され、ままよ!とばかりに横になります。
 看護士さんが血圧計をセットし、心電図の電極を胸に貼り付けて、最後は点滴。
 腕をバンドで縛って血流を止め、ピンピンと勝手に人を叩きます。見事に浮き上がった血管を見て、
「まあ立派な血管ですね!」
と目が大きくて可愛げ(目以外のパーツはマスクに隠れて見えませんので想像ですが)な女医さんが笑顔で誉めます。
 先生は男だった筈・・・、いやちゃんといます。もう一人女性の執刀医も居て、2人体制でのオペのようです。
 これは大変な大手術なのかなと、ただでさえ高い血圧が天井知らずに上って行きます。
 「緊張しますか?」と可愛い目の女医さん。
 まあ、それでなくても白衣何とか症なのに、ダブル・トリプルパンチを食らってるのですから、緊張しない訳がありません。
 冷たい消毒、チクリと麻酔。様子は布で目隠しされて居るのでわかりません。麻酔が効いて、触られる感触は残っているものの、痛みは全く感じられなくなりました。
 
 専門用語が飛び交います。ERの現場です。よく分かりません。何だか触られてるような、切られてるような、他人事の様です。
 チクッとして、皮膚が少し引っ張られるような感触があります。多分縫合してるんですね。
「きれいに出来たね」と、何だかものでもこさえてるような先生の評価、例の女医さんは弟子?の様ですが、器用らしく若いわりに腕は良いようです。
「あっ!」「えっ!」「おっと!」なんて感嘆詞も聞こえることなく、一切が終了しました。
 最後に薬をもらって家路につきました。抗生物質と痛み止めです。
麻酔が切れて痛みが出たら飲んでください、と言われました。
 傷口は痛みを感じません。一番痛みを感じているのは、立派な血管!と誉められた点滴の跡なのですが・・・。

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