一部の人しかまだ現場を見ていませんが、皆さん口々に立派と仰ってくれます。確かに土地はそこそこのスペースがあるのですが、建物は決して立派じゃ無いと思ってます。
躯体そのものは3間の5間、建坪15坪。総2階なので延床面積30坪のマッチ箱みたいな家です。
建前が済んで屋根が葺かれ、形が出来上がって来て大きく感じるのは、屋根のデザインから来るのでは無いかと思います。
この家のデザインは切妻の大屋根の分類に入るのではないかと思います。
私の頭にあった大屋根はHさん宅のような、矩勾配(かねこうばい)の1階部分まで張り出すような迫力一杯の屋根です。
この家の場合、左右非対称のへの字で、1階まで覆い尽くす程の面積は無いのですが、立派に大屋根と言っても良いくらいの大きさがあります。
前にも書いたように、軒の出も多いので、なおさら大きく感じられます。
スイスのシャレーのような切妻の大屋根。別に計画段階でそれを目指した訳では無いのですが、結果的にはそんな流れのフォルムになりました。でも雰囲気はまるっきり違います。向こうはログハウスですからね。