毎朝の通勤、私鉄沿線沿いは住宅のオンパレードです。つい気になってなめるように家並みを見つめています。郊外の住宅地ですから極一般的なスタイルの家がほとんどですが、たまに洒落た外観の家があるとずーっとその家を目線が追い続けます。
最近気になっているのは屋根です。特に屋根と建物のバランスに目が行きます。建物の大きさと屋根の大きさのバランスです。我が家は軒の出が半間、90cmあります。また「けらば」の寸法は1061mmと図面にありました。さして多いとは感じて無かったのですが、沿線の家々を見ると、新しい、洋風の家ほど軒が狭いように感じます。70cmもあると立派で、30cmくらいしかなさそうに見える家もたまにあります。まるで箱をポンと置いたような印象を受けます。
何かで見たら、昔の建築では軒の出をたくさん取って、屋根の面積を広くして、実際よりも大きく立派な建物であるかのように見せる工夫をしたと書いてありました。
野生の動物が敵と相対するとき、立ち上がって前脚を大きく広げてなるべく自分を大きく見せます。
Casa Milleは建坪の貧弱さをなるべくカバーするために、精一杯羽を広げた屋根をのせています。上げ底ならぬ、上げ屋根?
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ぼんそわ〜
先日は偉そうにお節介してしまい申しわけありませんでした!。
無事の竣工を重ねてお祈り申上げます。
さて、軒の出幅ですけど、日本建築の軒の出が多めなのは、やはり気候風土に合わせる為の先人の知恵と思います。
大昔はほんの少しの小さな「都市部」以外でも、今ほど狭い土地に建てることは無かったと思います。だから殆どが平屋でした。
四季のはっきりしている国ゆえ、梅雨どきの長雨で壁が傷まないようにとか、雨宿りスペースとして非常によろしいとか。
深く張り出した軒が夏の日差しを有効に遮って室内もそこそこ涼しい・・だとかで。そして積雪時は軒の下が実用可能な通路として確保できるだとかも・・・。
材に関しては よっぽどの御大尽でなければ瓦屋根なんて葺くことなど出来ず、板っぱちやら萱葺きが殆ど。
安くて良い材料もふんだんにとれた時代ですから、豪華に厚く重なったものでは無く簡易な桧皮葺きなども多かったと思います。
板屋根に川原から拾った石を載せてるような絵をご覧になったことはありませんか?。あーいう感じですね。
洋風建築の場合でも、軒の出が多いのはダイナミックで素敵ですね。
UPされた画像は左右非対称の処が「かっこよさ」のポイントになっていますね。
素晴らしいCasa Milleの竣工まで、楽しく見守りたいと思います。
安全第一!
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コメントの返事が遅れて申し訳なかったです。出かけてたものですから・・・
土地が結構面積があって、家が小さいので屋根だけは立派に、がコンセプト!?です。
本当はもっと大胆に大屋根にしたかったのですが、2階が暗くなるので止めました。まあ、ドーマーとかトップライトで解決も出来るのですが、コストが・・・
また気になった点がありましたらご教示ください。専門家のコメント大歓迎ですよ。