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Casa Milleの上棟げ(その3)



 14時過ぎ いよいよ行程は最終局面。屋根の仕上げに入ります。
 垂木のセットから作業開始。本数が多く、長さも1枚では足りないので手間が結構かかるようです。天窓部分の加工などもあり、全ての垂木が付いたのは15時を回っていました。


 垂木が付いて屋根の形が一層鮮明に浮かび上がってきました。
 1階の床の少しの隙間から基礎を覗いてみました。高さが90cmあります。ベタ基礎です。換気口はありません。高気密で空気を全館に回します。床下から上げた空気を棟から強制的に床下に戻します。一種のSC(ソーラーサーキット)ですが、まだ全貌は?です。


 15時30分 屋根の構造も仕上げに近づいています。鼻隠し、破風板の取り付けです。これでぐっと屋根の表情がしまります。
 棟梁も真剣に部材をカットしてます。そろそろ疲れが見えてますが・・・




16時30分 いよいよ野地板が張られ始めました。これが済めばいよいよ上棟式ですが、まだ一時間はかかりそう、チビちゃんたちもそろそろ遊び疲れ始めてるので、Hさん宅へ一時避難。5時半に戻ることにして現場を離れました。


17時30分 現場に戻ったときには立派に野地板を張り終えたCasa Mille が我々を迎えてくれました。


 立派に建ち上がったCasa Milleです。Hさんご夫婦、娘家族、我が夫婦感慨深げに小屋の姿を眺めました。陽はすでに落ちて、ブルーの闇がそこまで迫ってました。
 出来たての2階でライトを灯して上棟式。4隅の柱にお清めを撒き、無事完成を祈りました。
 2階の南には南アルプの山々が濃いシルエットで浮かんでいました。地面のレベルでは見られなかった展望です。ああここで毎日仕事が出来る、幸せな空間を手に入れることが出来たことに感謝が一杯でした。

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