いよいよ工事が始まった現場の棟梁からFAXが届きました。たびたびやりとりした家屋の配置図でした。見慣れたはずのその図面、少し具体的に書き込みが増えていて、少し新鮮に見えます。
でも良く見て見ると幾つか大きな変更が見とれます。
浄化槽や浸透枡の配置は正式に決まって、多分こっちも準備が始まっているようです。これは順調な証し。
図面の中に大きな岩のような物が並んでます。「整地していて石が出てきたら土留め代わりに石垣にしましょう」と冗談で言ったのが現実になったのかな・・・?
おやっ、ガレージから北側の道路に抜けるアプローチが、法面で行き止まりになっている!
山桜と山椒の木(桜と共に1本だけ残った)の間に広場が・・・?
早速棟梁に電話を入れて確認です。
整地していろいろ障害が出てきたようです。一番の誤算はアプローチの北側、道路に出るところの斜面。昔の山林の名残か、全面に厚く堆積した腐葉土を削ぎ取って、基礎部分を整地したところ、予定よりも大幅にレベルが下がってしまいました。結果、法面がきつくなってアプローチにするのには不適当に。解決するには建物全体をずーっと南に動かすしかないようです。でもそれはもったいない。南は出来るだけ開けておきたい。
結局ガレージの北側は壁で閉じて、走り抜ける構想はあきらめました。
その代わり車の転回場所、来客駐車場を兼ねて桜の横の広場が出来ました。まあ地面の処理を考えて、テントでも張れるようにすれば喜んでもらえる家族が幾つかあるので、これはこれで頂きです。
整地のために土を掘り返すと、思った以上に大きな石・岩が出てくるようです。八ヶ岳の火山弾なのでしょうが、畑を作らなくちゃいけないので悩ましい問題です。でも地表は腐葉土で覆われていて、土も粘土質のローム?のようなので、しっかり耕せば良い畑が出来るのかな、と期待していますが。
出てきた石は土留めに利用します。ターシャ・テューダ−の庭のテラスは彼女の土地から出てきた石を組んで擁壁を作っていました。そこまでは無理ですが、雰囲気だけはターシャを真似て、と言うところです。
ただ少し気がかりなのは、天然の石以外にも埋蔵物が見つかった事です。大判・小判は歓迎ですが、どうも違うようです。こんな所に何故と言う気持ちもあります。
まだ始まったばかりの建設工事。それぞれの行程でいろんなイベントが待ち受けているのでしょうね。まあ、それも欠かせないスパイス。出来上がったCasa Milleに深みのある味を引き出してくれると思っています。