土曜日古くからのサイクリング好きの友人が訪ねてきました。
彼も多趣味で、傾向がほぼ同じ。年代も団塊真っ最中の同い年。
職場が変わって暫く会ってなかったのですが、数年前にTOEI社と言うオーダー自転車メーカーのオーナーズミーティングで久しぶりに再会。話の中で鉄道模型の話が出て、少し毛色の変わった鉄道模型を最近始めたから見においでよ・・・と誘っていたのです。それがやっと実現、彼が我が家にやってくる事になりました。
久しぶりにセクションレイアウトを組み立てて、TVで欧州鉄道の旅・スイス編を流して大いに気分を盛り上げている図であります。普段は別の部屋で組み上げるのですが、今日は特別に居間が舞台です。こんなところ孫に見られたら大変です。幸い今週末はやって来そうに無いので安心です。
趣味人の彼はなんとこんなバイクで登場しました。
最近これにはまってるとは聞いてましたが、間近に見ると大迫力です。
音も凄くて、彼が我が家に近づいてくるのが手に取るようにわかるほどです。
ローヤル・エンフィールド、単気筒の350ccらしいですが、車体は大きくて押し出しも立派。作られたのは最近で、新車、ですが、その風貌はかつての伝統的な英国オートバイそのものです。こだわりの彼は細かな改造を試み、見る人が見ればオーッと唸る仕掛けが満載です。自転車が好きな人に対しての仕掛けも忘れていませんでした。写真では見えませんが、フロントフェンダーについた車番がRE531、REはロイヤル・エンフィールド、531は古くからの自転車好きなら分かりますね。
SWと言う巷では高級車と噂される自転車を持っています。
フレームだけで50万円?もするともっぱらの評判です。大昔そのSWを作る本人と親しかったつながりで、写真のような自転車を作ったのです。暫く物置に放置したままで、誇りまみれでボロボロの状態になってました。最近自転車にも真面目に乗らないので、好きな人に譲ろうかと思っていました。ところがある友人が「もったいないから乗るべきである。そしてちゃんとサイクリングをすべきである。乗るなら細いタイヤで軽い方が良い・・・」等々説得されて、何となく納得して、じゃあレストアするか、と思っていたのです。
そこで先出のRE531氏、お土産代わりにチューブラータイヤを引っさげて登場。使用しているタイヤだけど私の用途にぴったりだろうと、わざわざ持ってきてくれたのです。
ヴィットリアと言うイタリアのメーカーのチューブラータイヤで、少し太めの仕様で軽いサイクリング用には具合がよさそうなタイヤです。丁寧にリムテープまで頂きました。
そこで本腰入れて整備を開始する事にしました。
とりあえず早速タイヤを仮止めして様子を見ました。良いです。外していたマドガードを付けて、昔の姿に近づけて見る事に成功しました。でも欠品が多数。フロントキャリアがありません。物置のどこかにあるはずなので次回捜索します。マドガードステイの止めネジなども無くなってます。
部品を外してクリーニングしながらボチボチと往年の艶と張りを取り戻して行きたいと思ってます。乗る人間のクリーニングとオーバーホールもしなくちゃ・・・再生不可能かも。