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つるバラの誘引

Niwa01 この写真は我が家のつるバラの一つ、「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク」のローズヒップです。1cmちょっとの小さな実ですが、ほっぽり放しのシュートのあちこちに、鮮やかな色合いの実をたくさんつけています。
 まあそれなりに元気気ままに蔓を伸ばすのは良いのですが、だらしなく、とんでもない事になっていました。
 我が家では一番日当たりの良い壁面にこのバラの定位置を与えたのですが、やたら滅多にシュートが伸びて、2階のフラワーボックスを突き抜けて屋根まで届くのはあるは、壁から垂れ下がって通行人の帽子を剥ぎ取るは・・・・傍若無人の有様でした。
 今日は天気も良いので、意を決して誘引作業をしました。このバラを植えつけたときに、2階のフラワーボックスから数本垂直にワイヤーを張って、壁の中ほどは水平に何本かのワイヤーを仕掛けています。ですからそれにちょちょっと枝をくくりつければ済むのですが、実際の作業は大変でした。
 まず最大の敵は強烈な棘。このバラのそれは大きくしかも鋭角で伸びているので、一度捕まると最悪です。もがけばもがくほど無数の棘がしっかりと絡みついてきます。痛いの痛くないの・・・。恐る恐るバラの棘をだましだまし、なんとか縛り付けたものの、格好はいまいちで満足行く出来ではないのですが、これが限界と手に負えないシュートをバッサバッサとちょん切っておしまいにしました。
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 このポールズ・ヒマラヤン・ムスクはオールドローズです。ほとんどのオールドローズの例に漏れず、一期咲きです。年に一度5月の中ごろ咲きます。決して派手ではなく、小さな小輪のバラですが、淡いピンクの小花が一斉に咲く様はヒマラヤに咲く桜を想わせる趣きがあります。と言う人がいます。
 今年やっと2階まで届きました。フラワーボックスに絡ませた蔓に、桜のような優しくこぼれるような花が一面に咲くことを夢見ています。
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 もう一つバラの手入れをしました。こちらの担当は妻です。垣根を覆い隠すように植えておいたモッコウバラがやはり勝手に伸び放題伸びて、お化け屋敷の柳のように、ゆらゆらと頭上から垂れ下がって、道行く人にも迷惑を掛けていました。
 これではいけないとモッコウバラも整理の対象になりました。フェンスが低いので先々を考えて支柱を立てました。うるさい枝は思いっきり落として(メインのシュートが無くなるくらい思い切ってました)、一から出直しの強剪定です。大分すっきりしました。2種類のモッコウバラを植えているのですが、どっちがどっちか皆目見当もつかないので、バランスは咲いてのお楽しみ。
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 最後の写真は玄関脇に移したアイスバーグ。楚々として上品なバラです。このバラはスタンダード仕立ての高級品?なのですが、元気が無くなって危うかったのを思い切って強剪定。格好は悪いのですが、なんとか持ち直して、花は立派に咲かせるようになりました。綺麗なスタンダードに仕立てるのは来年ですね。

 てな訳で今日はバラの手入れで終わり。スイス旅行記の追い込みを掛けようと思ってたのですが、庭いじりの報告でお終い。スイスの記憶がどんどん遠のきます。

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