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A3500レストア その3

レストア開始・2日目

Amp001 シャーシへ取り付けるパーツ類の調整作業です。
気になったパーツを順に交換。まずはRCAの入力ジャック。手持ちの金メッキのしっかりしたものに交換。オリジナルのひ弱な物から剛性感抜群の物へ。ベークライトのベースはそのまま使えました。
その左隣の入力調整用のVR250KΩAはコスモスの物に。シャフトの径が合わず、少しリーマでシャーシの穴を広げました。オリジナルはクリック付のものでしたが、手に入らないのと、普通のものの方がよりシビアな調整が可能なので、かえって良い結果かもしれないです。難点は端子が小さいこと。配線がしずらいですね。

Amp003 次にGT管用のソケット。古いものを配線ごと残そうかと思いましたが、結局全てを剥ぎ取り、更の状態で組みなおすことにしました。
ソケットはタイト製が在庫があったのですが、敢えてお気に入りのOMRONのリレー用にしました。真空管の足をくわえる部分の構造が一般のタイト製よりしっかりしているのがお気に入りの一因。タイトの高級品は同じような構造ですが、どこでも手に入るタイトはあまり信用できません。金属部分が筒状になって足をくわえているので、ゆるくなる可能性ありです。車用のギボシ端子も同じような仕組みで、たまにスカスカになって抜け易いのを見ます。別に金メッキにもこだわりません。
問題が一つ。このソケットは取り付け穴のサイズが30φ。オリジナルが29φ。固い鉄のシャーシを切れないリーマでふうふう言いながら穴を広げました。鉄なので切り口を車用のタッチアップペイントで塗っておきました。
ついでに右上のバイアス調整用のVR50KΩBもコスモスの現行型へ。ここでも問題が一つ。シャフト径が細いこと。しかしオリジナルのマウント金具にちゃんと固定できてノープロブレムでした。

Amp004 オリジナルの仕様では、電源ケーブルが直付けでした。少しでも音質改善に効果あるかなと、IECタイプのコンセントをつけて見ました。プリ用の電源コネクター穴を利用しました。プリは使わないので問題は有りません。コネクターが少し大きいのですが、少々削って強引に入れました。取り付けビスのピッチはOKでした。ただしUSソケット用の丸穴のため上下に隙間が出来たのはご愛嬌です。その右のSWも交換したかったのですが、100V規格のトグルスイッチは大きくごつく、取り付け穴も大きくなるので、流用しました。

Amp005 ブロックコンデンサーは当然交換です。手持ちにセラファインの47μ×2が1個あったのですが、もう1個の47μと100μ×2はJJの物を新しく買いました。
JJを使うのは初めてです。端子の穴が少し小さめですね。ここは太いメッキ線など使うののでもう少し大振りの端子をつけて欲しいところです。

穴を広げたり削ったりして概ね外付けパーツをリニューアルすることが出来ました。残るは一つ、スピーカーの出力端子です。オリジナルの端子はAmp007_1 古い年代を感じさせるタイプのもので、バナナプラグが使えないことはもとより、太目のSPケーブルも使いにくい構造です。しかも一部壊れている状態でした。
これは改造して普通のバナナ対応の端子を取り付けられるように改造しました。古い端子を取り除き、アルミの平板を加工した取り付け版を作って端子を取り付けました。端子は片チャンネル3個とし、2種類のインピーダンスに対応させることにしました。手持ちのSPの関係で、メインを6Ω、予備を4Ωにしておくことにします。

Amp006 と言うわけでめでたくベースが出来上がりました。ブロックコンデンサーなど目立つ部品がピカピカで、シャーシもクリーナーで磨いたので、まるで新品。いよいよ配線作業にかかかることになります。
これからの作業はボチボチと夜のひと時音楽聴きながら作業をすすることにします。

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