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良い仕事してますね・・・TOEIのポーター



 例のSさんの出来たてTOEIスペシャルポーターの続き。
このポーター、Hさんが気合いを入れたという痕跡がそこここに散りばめられている。まあ、そのスタイルもコンセプトも尋常ではない。すべて取り上げたらキリがないので、私なりに注目したいくつかをピックアップ。
 最初の写真。マッドガードのステーに注目。ガードを巻き込む部分が平たく加工されている。ステーは無垢棒ではなく、ステンレスのパイプだと言う。アールの部分を叩いてつぶしているのだろうが、平と丸の境目が絶妙に整形されている。プレスの型でも作ったんじゃ無いの・・・と野次馬の意見が一致。


 さらに驚くべきは、そのステーの末端、エンドへの取付部の加工だ。普通はだるまネジがアジャスト機能を担うが、ここではそんな野暮はしていない。F1マシーンもかくあろうかと思えるロッドアジャスターが奢られているのだ。うーん、やり過ぎ!
 それが取り付けられているエンド。これもただ者じゃない。厚い鉄板切り出しのワンオフエンドだ。


 最初の速報で「裏側・・・」と注釈したのは、この特徴的なチェーンガードが見えていなかったからだ。彼の地のカタログや、DR氏のイラストで、この手の車にドドーーンと付いているあれである。このガード自体結構厚手のアルミで出来ているが、フレームへのつり付けのマウントがこれでもかと思えるほどに頑丈な物で、実用車なのだよ、と叫んでいるようだ。
 
 すでにお気づきかと思うが、このポーターはデモンタブルである。まさかこれで輪行はない。車のトランクに積み込んで、何を仕入れに走るのだろうか。多分これは世界で一番贅沢な実用車だ。

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