桜が咲きました。思っていたよりも早く咲きました。毎日通っている神保町のオフィスの窓の前に広がる旧錦華小の桜はすでに満開。校外の我が家の周辺はまだまだ5分咲き。でも来週は出かける予定があるので、思い切って早起きして、近所の桜を一通り眺めてきました。
小さな流れの岸辺に植えられた桜並木に最初に向かいました。何キロもの間、ほどよく成長した桜が続くこの並木、下のゆったりとした流れとのバランスが良く、桜と水は相性が良いものだと感じさせてくれます。
桜は大変丈夫な木のようです。一抱えほどもある幹の何にもないところから、いきなり花が咲いていました。枝もなくて、花柄が突然樹肌に突き刺さるように、誰かが差し込んで生けたような風で、なんとも良い風景でした。
花見の締めは大きな公園です。ここもまだ5分咲き。溢れるようなピンクの洪水を期待しましたが少し早かったようです。でも大きな公園だけにのびのび育った枝振りの良い桜がたくさんありました。遠くに聳える高層マンションとも上手く調和します。桜はどんなシチュエーションでもしっかり自己主張します。和風でも、洋風でも。仕事先に送られてきたアメリカの桜の写真もすばらしいものでした。
毎年ほんの10日ほどですが、桜ほどドキドキする興奮を与えてくれる花は他にはないですね。