暑いです!!
山梨県がついに日本一です!
嬉しくもないですが・・・
小淵沢も35度超の灼熱地獄です。
これでは散歩どころではありません。
ましてや畑や庭仕事などしていたら、即救急搬送です。
と言う訳で厳冬期と同様に、ここはインドアでの楽しみを見つけないといけません。
そこで浮上したのが真空管アンプのバージョンアップ。
http://casamille.com/?p=2991 ミニワッター
真冬にコツコ作ったアンプがすこぶる快調です。
小さな真空管が2本だけの、1Wに満たない小出力のアンプ。
基本設計が優れているお陰で、シンプルながら奥の深い艶のある音を聴かせてくれています。
少し前からパソコンにAudhirvana Plusと言うデコーダーを導入して、CDをPCに取り込んで再生するというデジタルオーディオ化をチューンしたのですが、これが大正解。クリアで上品な音を奏でてくれています。
さてその可愛らしいミニワッターですが、さらに洗練された音の再現を目指して、バランス入出力の完全バランス型のアンプに改造するプロジェクトがあるのです。
http://www.op316.com/tubes/mw/bal-mw.htm
一皮むけたミニワッターを体験すべく、早速ぺるけ師匠から必要なパーツを入手しました。
ぺるけさんのところでは手に入らないパーツはAKCさんにお願いして秋葉原でゲットです。
幸い改造するのは心臓部のラグ基板とキャノン端子の入力部分のみです。基板はそっくり作り替えですが、真空管部分や電源基板などはまるっきり活かす事ができるので、一から作るよりはずっと楽が出来そうです。
平衡化する事のメリット等に付いてはこのページをご覧下さい。
http://www.op316.com/tubes/balanced/index.htm
作成についての注意点は、バランス回路らしく常に対称であれ、と単純に理解。ホットとコールドのワイヤー引き回しは必ず同じ長さで・・・
部品の配置も左右対称が望ましい訳で、ぺるけさんのラグ板への部品配置も見事に左右対称です。
そこでまずは治具を作る事にしました。
右端のゲジゲジみたいな基板がラグ板です。これに抵抗やコンデンサ、トランジスタ、FETなどハンダ付します。
抵抗から出ている足をラグの穴に合わせて曲げる(フォーミングと言います)必要があるのですが、それまでは適当に、エイヤッと指やペンチで曲げていたのです。
今回は平衡回路を意識して作成するために、フォーミング用の治具を作成してみる事にしました。
治具と言っても大層なものではありません。
規定の幅にカットした板材に抵抗を乗せ、両端のリード線を曲げるだけの物です。
これで一定の幅でフォーミングされた抵抗が出来上がります。
ラグ板への配置はいろんなパターンがあるので、必要頻度の高いパターン用に3種類作りました。
フォーミングしてラグの穴へ入れて見たところです。
少し幅が広いですかね。穴の真ん中を捉えていません。しかし逆にフリクションが利いてハンダ付がやり易いかな・・・
もう一つ機能的な治具を作ってみました。
2番目の写真の左下にある細い棒状の物です。
これはラグ板の樹脂のベースと抵抗本体のクリアランスを取るためのものです。
ぺるけさんの指示では1〜5mmとの事ですが、あまり浮いているのは好きじゃないので、少し付き気味ですが2mmにしました。
(追記:試しに実際抵抗を付けて見たところ2mmでは張り付いて見えて窮屈そうです。3mmくらいが良さそうです)
このスペーサーを当てて置いてハンダ付すれば、ピタッと足の長さも決まると言う物です。
さあ一気に作る程の気力も無いし、この暑さでハンダ付けも辛い物がありますし、完成は何時になるかは定かではありません。
結局木枯らし吹いて、炬燵が恋しくなる頃までは下準備だけで終わりそうです。