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KX3の移動用電源

久々に無線機の話です。
KX3がやって来て2ヶ月程経過しますが、大きな動きはありません。
正式に運用するために無線設備の変更手続き中なので動きが取れないのです。
もっぱら受信機として使っているわけで、実戦に参加出来ない歯がゆさがあります。
まああと数週間で晴れて運用出来る事になるとは思います。

KX3の機能の中で電源がらみに気になる事があります。
内蔵のバッテリー問題です。
単3が8本収納出来るバッテリーケースを内蔵しているのですが、ケースの開閉構造上の問題で、あまり開けたり閉めたり繰り返したくありません。
上下のケースをつなぐケーブルが脆弱そうで恐いのです。内部電源のケーブルも短くて外れやすかったり、とても神経を使います。
充電可能な2次電池を使うのが経済的(アルカリ電池はあっという間に消耗してしまうらしい・・・のでとても使えません)なのですが、内蔵のバッテリーチャージャーがなかなか製品化されず、充電の度にケースを開けるリスクは消えません。

そこで外部供給出来る電源を作る事にしました。
その昔現役ばりばりの頃は鉛シールドバッテリーを使っていたのですが、最近そのタイプのバッテリーは人気がありません。

現在バッテリーの主役はリチウムイオンです。容量は大きいし、重量は軽くてパフォーマンスは最高です。ただ汎用タイプのバッテリーがなくて、何かの機器用のを流用する事になります。
シビアな管理を要求されるリチウムイオン、ちょっと今回は敬遠させてもらいます。

一番手軽に利用出来るのがニッケル水素タイプの2次電池です。
ここは無難に最近価格もこなれて来たeneloopを使う事にしました。ニッケル水素電池は過去にも使用していて、2500mAhと言う大容量も持っているのですが、どうも調子が良くありません。耐久性や信頼性を買って、どーん12本パックを仕入れました。2000円台の前半です。安くなりましたね。

ニッケル水素は1.2Vが定格の電圧です。12本で14,4Vなので何とかKX3の電源として使えそうです。でも充電仕立ての電圧は1.4Vほどになり、16Vを越える事になります。KX3の定格入力は14Vがマックスとなっています。15Vくらいまでは許されそうですが、これ以上は危険、多分電源入力回路はそんなに頑丈に出来ているとは思えません。
そこで安全を見て10本で行く事にしました。これなら問題はありません。

電池ケースは自作しました。市販の樹脂製の電池ケースは頼りなく感じたからです。リード線も細い。
秋月電子で売られている金属製のバッテリーホルダーに目を付けました。オール金属製でしっかりと電池をホールドします。
2本用と6本用があります。今回は10本ですので2本用を5個使う事にしました。
6本用が400円、2本用が100円・・・バラバラなのを固定する手間がかかりますが・・・

1mm厚のプラ板が手持ちにあったので、それをベースにして背中合わせにホルダーを固定します。シリーズに配線してプラグを付けた電源コードをつないで完成です。

ただこれだけの話ですが、山の移動には役立ってもらえるはずです。
このままではショートが恐いので100円ショップで適当なケースを見つける事にしましょう。

10月の中頃には近所の山で移動運用の予定です。聞こえてましたらよろしくお願いします。もちろん6mです!

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