隣町の古代遺跡「井戸尻遺跡」には古代ハスを栽培している蓮池があります。
千葉県の検見川で、60年以上前に発掘された蓮の種から蘇った、あの「大賀ハス」の一部が富士見町で見られるのです。
縄文時代の遺構が残る井戸尻考古館に隣接する休耕田に蓮池があります。
2002年に3株ほどの蓮根が移植され、丁寧な管理のもと、3000輪もの古代ハスの花をつける立派なお花畑になりました。
蓮の花は午前中しか開きません。そして開花は4日間。今日は五分から六分といったところでしょうか。ピークは今週末らしいです。
淡いピンクの花弁と黄色の花芯、ふんわりとすべてを受け止めてくれる様な大きな葉、思わず合掌したくなる神々しい風景が広がります。
井戸尻にはもう一種類古代ハスがあります。
さきたま蓮です。
埼玉県行田市で発見された古代ハスです。大賀ハスよりやや大振りで色合いも微妙に異なります。
こちらはまだ2分咲きといったところです。
2つの蓮池は少し離れたところにあります。
ハスはミツバチなどにより交配を繰り返すのですが、異品種間の交配が進んでしまうと古代ハスの純血を守れません。
離れたところに蓮池を配置すると同時に、咲き終わった花は全て摘み取って種を残さない努力をしているようです。
あの特徴的なハスの実はここでは見られないと言う事です。
蓮池に隣接してスイレン池があります。
こちらはモネの庭的趣がありなかなか良い景色を見せてました。