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縄文人になる?プロジェクト

隣町の信濃境に井戸尻遺跡があります。
古代諏訪地方にはたくさんの縄文人が生活していてその遺跡や遺構、同時に土器石器など多数出土しています。
有名なのは尖石ですが、井戸尻にも立派な展示の考古館があります。
その考古館で縄文土器を作るプロジェクトがあり、それに参加する事になりました。

今日は第一回目の集合日、粘土分けをするのだそうです。

集まったのは地元の有志12、3人。歴史のあるイベントで、他の参加者は毎年参加のベテランです。

さてその目的ですが、展示してある縄文土器の再現です。
地元の土を使い、出来るだけ当時の手法と道具を用い、最終的には野焼きして完成です。

スケジュール的には、
今日が粘土分け・・・必要分を持ち帰り、せっせと捏ねて養生する
8月〜9月・・・成形
10月・・・古代を忍ぶ収穫祭で野焼き焼成
と言う案配です。

まずは作成すべきオリジナルを選定します。
単純に見える土器ですがなかなか奥深く、ものに寄っては成形も模様付けも熟練を要するとの事です。
我々は初めてなので初心者向きの題材を選びます。
私たち夫婦ともう一人が全くの初めて。3人で話し合って決めたのが冒頭写真の深鉢です。
初心者は縦長の壷から入った方が良いとのアドバイスで選定しました。
蛙文深鉢。
蛙をデフォルメした文様が口の部分にへばりついています。写真で見えるのが大きな目玉の頭。反対側には小さなシッポがついたお尻と後脚が。
古代人のセンスも捨てたものではありません。

選んだオリジナルの重量を量り、粘土量の見当をつけます。

必要量の粘土を頒けて頂きます。
土は3種類。
八ヶ岳噴火のローム層の粘土質の土。
赤土。
小淵沢の砂。(釜無川の花崗岩の白砂?)
これを持ち帰り、成形の日までに耳たぶ程の固さの粘土に練り上げ熟成します。

次の作業は粘土捏ねです。総重量4.5Kg。結構な重労働になりそうです。

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