先日スキー場でお会いしたMさん宅を訪ねました。家から東に徒歩で5分程、小海線の線路際にお宅があります。
お電話を入れておいたので、わざわざ車庫から出して待っていて頂きました。
生産されてから50年もの月日を生き抜いた世界の名車ポルシェ356Cクーペが、優しい冬の午後の日差しに包まれて鎮座していました。ミュージアムで見る不自然な奇麗さはないものの、いまだ現役の艶と瑞々しさが溢れ、とても半世紀も経過した車とは思えない美しさで見るものに訴えかけて来ます。
私はポルシェのバッククオーターからの姿が好きです。微妙な曲面が醸し出す妖艶なフォルムがなんとも言えません。この角度の美しい車はそう多くはないですね。
この日は残念ながら実走は出来ませんでした。降雪もあり路面もコンディションは良くありませんので致し方ないですね。でもカーポートからの出し入れにエンジンを回して頂きました。空冷4気筒エンジンの乾いた野太いエクゾーストノートが唐松林に響き渡っていました。