昨日の続きで動力車にデジタルのデコーダーを仕込みました。我が家の鉄道は欧州型の一派、スイスの山岳鉄道がモチーフです。モデルメーカーはドイツ、自然な成り行きでLenzと言うやはりドイツのシステムを導入しています。JRなど国産型の場合KATOがOEMしてもらっているアメリカのデジトラックスが主流ですね。日本ではモデルもマイナーですがシステムもマイナーです。
給電回路基板の一部を取り外してデジタルデコーダーを取り付けます。6ピンタイプです。簡単に抜き差しが出来ます。6ピンでもいろんなサイズのデコーダーがあるようですが「シルバーミニ+」がジャストフィットです。
デコーダーを差し替えただけでは不具合が起きるようです。車輛の説明書を見ると、デジタル制御の場合はライトの配線をし直す、とあります。極性の関係らしいです。
ライト用のLED基板から来ている緑と黄色のリード線を入れ替える様にハンダ付けし直します。ちょっとだけ厄介ですが、多分これをする事で前進・後退時のランプコントロールが正しく再現されるらしいです。昨日の疑問が解けるはずです。
これがデジタル制御のシステムです。まさにブラックボックスの本体(中身はミニコン?)とハンディキャブと呼ばれるコントローラーでワンセットです。デジトラックスはパワーパック的デザインだったりしますが、こちらはヨーロピアンデザイン?数字の入力もダイヤルだったりで使い勝手は良いとは言えません。でもすっきりしたデザインは如何にもです。
まずはサラの状態のデコーダーに車体番号を入力します。システムをプログラミングモードにして任意のアドレスナンバーをインプットします。車輛番号を4桁で入力します。511なので0511です。これで呼び出す時にアドレスを忘れずに済みます。
アドレス以外にもプログラミングが可能です。加速や減速のカーブも設定出来ます。走行中に一気にコントローラーのツマミを絞っても、車輛は惰性で走る様に徐々に減速して行きます。直流のパワーパックではガクンと停止したりするので実車の雰囲気が出せなかったりします。
他にもいろいろデジタルデコーダーは芸当が出来ます。でもなかなかそんな機能を使いきれずにいるのが現状です。
デジタルで息吹を吹き込んでから、まずはライトの点滅を調べる事にしました。昨日の疑問です。
結果は予想通りでした。前進では4個のLEDが全部点きます。後退では右側の1個だけが点きました。スイス鉄道お約束のヘッドライト点灯方法です。
ボディーを戻して完成型で走行してみました。残念、期待ほどテールランプは光りませんでした。やはり奥まった位置にあるLEDでは光らせる程の光量が無いと見え、良く見ると点いているな・・・って感じです。ぱっと見、点いてる様には見えません。
アイディアは認める物の詰めが甘い。日本のメーカーならもう少し何とか出来た様に思えます。まあ時間があったら高輝度タイプのLEDに載せかえも検討の余地ありです。でも面倒・・・。
トップの写真がぼんやり点灯の様子です。わかりますか?
3両編成で篠原高原鉄道に入線の図です。しばらくはこの編成がグルグルと走り続ける事になりそうです。興味のおありの方は是非ご覧になりに来てください。
はじめまして!!BEMOをやっている方を探してこのブログにたどり着きました。私はまだまだ始めたばかりでティリッヒの線路を使ってのんびり楽しんでおります。いろいろと教えていただけたらと思っております。
オールドファッションさん
こんにちは。HPをご覧頂きありがとうございます。
BEMO良いですよね。私はスイス大好き、RhB大好き人間です。とくにベルニナ線が好きなのですが、他の路線の車輛も少しですが集めています。
まだまだ未完成のちゃちなレイアウトですが、時々ブログでご紹介しますのでたまに覗いてください。
これからも情報交換などよろしくお願い致します。
ところで、こんどRhB のAllegraが製品化されるのですが、購入は検討していますか?
興味はありますがキリが無い・・・先立つ物がない?です。
どちらかと言うと最新のLRTみたいなタイプよりも、このページに出てくるような少し古めの車輛が良いですね。
ベルニナ線の編成ではGem 4/4 とABe 4/4が力合わせて引っ張る姿が好きです。
初めまして、最近bemoを始めたばかりのkniと申します。古い記事への質問で恐縮なんですが、こちらの車両の基板へのデコーダー取り付けは6ピン部分をハンダで付けているのでしょうか?
bemo車両を新旧集め出していますがデジタルへのアクセスが生産時期によってマチマチで悪戦苦闘しています(汗)
是非、ご教授頂ければと思います。宜しくお願いします。
kniさんこんばんは。
コメントありがとうございます。
この作業をしていたのはしばらく前で、細かな手順はあまり覚えていないのです。
初期のモデルはリード線タイプのデコーダを使い、車載のダイオード部分のチップを切り取って、リード線の色を目安につないでいたように思います。
そのうちBEMOの電装がデジタル対応になり、ピンプラグで対応できるようになりました。これははんだ付けではなくピンを差し込むだけです。
でも一筋縄では行かず、この記事のように試行錯誤が必要だったわけで、リードの入れ替えだけ半田付けした次第です。
細かなアドバイスできずに申し訳御座いません。
最近のBEMOはデコーダ搭載が当たり前になってますね。コストはかかりますが楽チンです。
私はデコーダ搭載のためにバラす時、車体に傷つけたり、破損したりずいぶん失敗しました。
BEMOはとてもよい車両だと思います。お楽しみください。
古い記事への質問に丁寧にお答え頂き、ありがとうございます。
現行のプラグインタイプや大昔のキャラメルモーター時代の車両はなんとかデコーダー搭載出来たのですが、ご質問させて頂いた世代のモデルだけが疑問でした!
それっぽい基板が付いていたのでもっと手軽にデジタル化が出来ると思ったのですが、かなり狭い範囲でハンダをしなければならないようですね。チャレンジしてみます。
ちなみに私は初めての鉄道模型がLGBでして(独製玩具手帳というブログを書いてました)そこからレーティシュ繋がりでbemoへと移行しましたがNやHOはやったことがない変わり者です(笑)
以前からこちらを読ませて頂いていましたが、レイアウト作りの発想やオーディオなどにも共感しており、どうせならこの方に!と伺った次第でございます。
本当にありがとうございました。