初売りで

　お正月の恒例行事の初売りですが、田舎ではデパートや大きなスーパーも無いのでとんとご無沙汰です。近所のアウトレットのアウトドアウエアのお店の福袋は気になるのですが、結局いつもバタバタしていて見に行く事も出来てません。

　初売りなんか関係とは思いつつ、年末に来ていた初売りの予告が気になってWEBショップを覗きに行きました。アップルストアです。かねて気になっていたマジックトラックパッドが1000円引きです。もちろん送料無料。人差し指が痙攣気味に動いて「ポチッ」。自分へのお年玉にしちゃいました。

　早々に届いたので使い始めました。デザインはワイヤレスのキーボードと同じ流れです。つや消しのアルミ地でiMacとトータルにデザインされています。ジョブズのこだわりの一環でしょうか。
　ノート系のポインティングデバイスから独立したマジックトラックパッドは、タッチパネル面が大きくなり機械的クリック機構も備わって、充実した機能を発揮します。指の本数や動きに合わせたモーションとタップ・クリックを組み合わせる事でマウスでは不可能だった操作が可能になります。

　早速使ってみました。それまでマジックマウスを使っていたので指でもモーションに関しては違和感はさほど感じません。ファンクションが増えた分は慣れでカバー出来そうです。しかし幾つか問題がありました。

　一つはクリック操作です。一見平面のパネルだけの様子ですが、実は機械的なスイッチが組み込まれていて、パネル全体を押し込むとマウスのクリックと同じく機械的なクリック操作が出来ます。でもこれが曲者です。重いのです。外人の大きくて太くて力の強い指なら難なくクリック出来るのでしょうが、柔な指ではスイッチを押し込むのは一苦労です。これでは一日で腱鞘炎になりそうです。
　環境設定を見直していたらクリックに関しては解決法がありました。タップでクリックです。ノートPCの操作と同じですね。これで指の強化は不要になりました。クリックも併用して使えるので、例えばカーソルをポイントして親指でクリック、人差し指か中指で移動・・・と言うような使い方が出来て長距離の移動も楽に出来ます。３本指でドラッグのモードもありますが、他のモーションと紛らわしいので様子見にしています。左手でクリックして右手でポイント操作のようにする事も出来ますね。

　指の動きと本数でいろいろなモーションが可能です。ブラウザのページをめくったり、画面を切り替えたり、拡大縮小したり・・・。高機能ですが反面操作には慣れが必要なようです。ちょっとした指使いの違いで思わぬ動きをします。
　またタッチパネルの感度が良すぎるのか、ちょっと触れただけでタップしたりします。この敏感さを克服するのが当面の課題です。

　一体型のパソコン本体。ワイヤレスのキーボード、マウス、トラックパッド。机の上はとてもスッキリとして気持ちが良いです。このシンプルで簡潔なデザインこそスティーブ・ジョブズのこだわりだったのですね。