小淵沢点描2011秋　明方の鳳凰三山

　季節の流れの中で刻々と変化して行く小淵沢の景色、その一景をライブカメラ的にお伝えしようと思います。

　今回は部屋から見える明け方の鳳凰三山。山肌が色づいています。来月に稜線も白いレースみたいな衣を纏う事でしょう。秋は高い雲が良いですね。山を隠すことなく美しい稜線を際立たせてくれます。

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　秋が深まって来ました。桜や桂の木は色づき落葉も始まりました。ほとんどの花が終わって、咲いているのはバーベナの類いと返り咲きのバラたちです。今の主役は緑から赤や黄色に変化して美しいグラデーションを彩る「葉」です。どんな絵の具でも表現しきれない自然の営みの色合いの饗宴が始まりました。

　まだまだきれいな花が咲き続ける宿根バーベナや三尺バーベナの紫色の小さな花が、錦のようなに織りなす葉色のグラデーションの中で、ピリッと気の利いたアクセントになっています。

　
　一本の木で錦のような色合いを見せてくれるのはシモツケです。もともとオーレアと言う品種で黄緑色の葉が特徴です。小さな小苗が3年目でやっと直径が1mほどになってきました。来年は更に存在感が増す事でしょう。

　いち早く色づいて目を楽しませてくれているのはブルーベリーです。庭には何種ものブルーベリーがありますが、それぞれ思い思いの色合いで色づいています。実も紅葉も楽しませてくれるなんて、ブルーベリーは良い木です。

　日一日と深まって行く秋です。庭の表情も次第に変化して行きます。やがてその色合いはモノトーンの世界へと収斂して行きます。そして長く厳しい冬がやって来ます。

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　家の近所の森の中に以前から気になっていたスポットがあります。別荘のような建物の奥に、黒い旧国鉄の貨車が置かれているのです。散歩でたまに通るルートに有って、ちょっと覗いてみたい衝動にかられます。人影がない事が多く、黙って奥へ入るのもちょっと・・・と言う訳で、その実態は謎に包まれていました。

　今日そのルートを散策中に、たまたま在宅だった家の方に招き入れられて、ついに貨車の本体に触れる事ができました。

　家の奥に鎮座していたのは旧国鉄で使われていた車掌車でした。「ヨ」が２両と、「ワフ」が一両。

　細かな経緯は省きますが、ずーっと前からここに有るようです。「ヨ」の1両は車内を改造してベッドを設置、もう1両はテーブルや流しを入れてお茶も飲めるスペースになっています。車内は改造していますが、外観はオリジナルを保つ様に努力されているようで、ペンキも定期的に塗られたり、メンテナンスがしっかり施されています。

　車両が置かれているベースも本格的な工事がなされています。路盤にはたっぷりバラストが敷かれ、軌道もきちんと再現されています。しっかりした基礎を構築しているのでかなり年月が経った今でもレベルがきちんと出ていると言います。

　いろんな形の鉄道FANがいます。かく言う私も鉄模FANですが、実車を庭に入れているマニアはそう多く無いと思います。しかも「ヨ」、人気の鉄道博物館へ行っても展示は見られないようです。
　渋くてなんだか感激しちゃいました。

2 Comments

チェルト

17 Oct ’11 at 07:59

昔観測所が有った頃に、観測所のスライディングルーフに布団を干して、その上で寝っころがって鳳凰三山を読み見ていました。
三鷹光機製３０センチの反射望遠鏡でたまに山頂を除くと、登山者が良く見えて物でした。
蓼科と違って小淵沢は、北に「八ヶ岳」を配し、南に「南アルプス」を観望できるとても良い所ですね。
それに、昔は、清里におされて簡素で静かな所でした。

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返信
- suzuki@ugc
  
  17 Oct ’11 at 08:37
  
  そうですね。
  空気が美味しい、景色が美味しい（美しい）、山の実りも美味しい・・・三拍子揃ってます。
  ずば抜けた素晴らしさは無いけれど、いろんなバランスが良いのが小淵沢の魅力ですね。