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森の中の機関区

 家の近所の森の中に以前から気になっていたスポットがあります。別荘のような建物の奥に、黒い旧国鉄の貨車が置かれているのです。散歩でたまに通るルートに有って、ちょっと覗いてみたい衝動にかられます。人影がない事が多く、黙って奥へ入るのもちょっと・・・と言う訳で、その実態は謎に包まれていました。

 今日そのルートを散策中に、たまたま在宅だった家の方に招き入れられて、ついに貨車の本体に触れる事ができました。

 家の奥に鎮座していたのは旧国鉄で使われていた車掌車でした。「ヨ」が2両と、「ワフ」が一両。

 細かな経緯は省きますが、ずーっと前からここに有るようです。「ヨ」の1両は車内を改造してベッドを設置、もう1両はテーブルや流しを入れてお茶も飲めるスペースになっています。車内は改造していますが、外観はオリジナルを保つ様に努力されているようで、ペンキも定期的に塗られたり、メンテナンスがしっかり施されています。

 車両が置かれているベースも本格的な工事がなされています。路盤にはたっぷりバラストが敷かれ、軌道もきちんと再現されています。しっかりした基礎を構築しているのでかなり年月が経った今でもレベルがきちんと出ていると言います。

 いろんな形の鉄道FANがいます。かく言う私も鉄模FANですが、実車を庭に入れているマニアはそう多く無いと思います。しかも「ヨ」、人気の鉄道博物館へ行っても展示は見られないようです。
 渋くてなんだか感激しちゃいました。

2 Comments

  1. LKF

    こんにちは。ご近所にこんな素敵な場所があったとは。貨車だと小スペースですむのでしょうね。今度伺った際に案内してください。見てみたいものです。
    de LKF

    • suzuki@ugc

      あまり人が歩かない小径の傍にあるので知る人ぞ知る的存在です。
      1/1のコレクションはかんたんに出来る物ではないですが、このタイプの貨車なら実用性もあるしスペース的にも、可、ですね。

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