Discogsでレコードを買ってみました。
田舎住まいの身としては、アナログレコードを買いたい時に、まずヤフオクで検索します。
そして大体はヤフオクで入手します。
しかし希望のLPが人気版で超高値がついていたり、日本では手に入りにくかったりする時があります。
そこで原題をもちろん英語で検索してみると、日本では見つからなかったLPが簡単にヒットします。
グローバルなオークションサイトe-bayが真っ先にヒットしたりしますが、Discogsというサイトの情報もたくさんヒットします。
e-bayもやらない私としては超未知なサイトなのですが、どうもオークションとはシステムが違うようで、世界中の販売サイトのデータベースみたいです。システム的にはメルカリのようなものらしいのです。
探しているLPが2枚ほどヒットしたので思い切ってポチってみました。
まずはアカウントの作成。
メールアドレス、住所など基本個人情報を登録してアカウントを取得。
支払いはPaypalが要求されます。全然使ってないのですがアカウントがあるので支払い条件は満たしました。
希望のLPを買い物かごへ入れると、発送元(販売店)と送付先(私)の間の国際発送料金が自動計算され、トータル金額が算出されます。
発送方法などのオプションを選んだ場合は当然追加が発生します。
支払いを済まして、あとはLPの到着を待ちます。
今回2枚のLPを2つの店に発注しました。
1枚はアメリカの店。6月5日に注文。
もう1枚はイギリスの店。6月6日に注文。
ヤフオクの連絡同様に時系列でのやりとりがDiscogsの購入履歴で表示確認できます。
幾つかの確認があった後、いよいよ出荷の案内があります。
後は到着を待つばかり。
最初に到着したのはイギリスからでした。
「ウィーン室内合奏団のベートーヴェンの七重奏曲」
注文が6月6日、到着が6月18日・・・12日で届きました。
発送案内が8日なので実質10日、航空便なのでもっと早いかと期待したのですが、まあそんなものですね。
でもヤフオクで国内で買えば早ければ3日後にはターンテーブルに乗ります。
もう一つアメリカの店で買ったのが大変でした。
「ワルタークリーンのDANCES」
注文が6月5日、そして到着したのが7月9日・・・一月以上かかりました。
この店は対応が遅く、発送されたのが6月20日、2週間も経ってからです。
そして到着が7月9日。約3週間です。運賃は20ドルも払ってますのでまさか船便ではありません。
パッケージの郵便局のシールを見ると、なんとスエーデンからの発送です。
ただし発送元の住所はアメリカニュージャージー。
???何か怪しい???中包みに使われた新聞紙はアメリカのフィラデルフィアの地元紙?
アメリカでパッキングされたことは間違いなさそうなのですが、その状況証拠が不可解千万です。
無事届いたのですから良しとしましょう。
双方の店ともパッキングは良好でした。
ただし中身は明暗が分かれました。
イギリスから来たベートーベンの盤質はNM or NM- 新品同様かその一段下との案内。
確かに表面に目立った傷はありません。再生しても気になりノイズはなくて、ほぼ評価通りでした。
まあシビアに見れば新品同様の範囲ではないですが、ヤフオクの盤質評価も酷いものなどで及第点、満足でした。
問題はアメリカからのLP。
盤をジャケットから引き抜き、紙の中袋から取り出して唖然としました。
綿屋さんの倉庫から出てきたような全身埃だらけ?何箇所かカビが浮いてます。
気を取り直してクリーニング液でしっかり洗浄。
再生。チリパチの嵐!
挙げ句の果てA面中程で針飛び!エンドレス再生が始まりました。
やられた!
これの盤質はVG+良好プラスと中古盤として良い方に評価されてました。
もう一度しっかりクリーニングして、針飛び箇所は爪楊枝の先でチョイチョイして修復。
それでも派手なチリパチは収まってません。
クリーンの舞曲集、演奏の内容は素晴らしいものです。
アンプ設計者のKさんも「家宝」とまで称賛しているレコードです。
それだけに残念でした。
まあいろいろあって、少々リスキーで、運賃が高めですが、日本で手に入りにくいLPを入手する方法として有効ではないでしょうか。
でもまた買うかどうかは・・・???です。