久々に良いお天気の週末、妻が庭先でお隣の奥さんと園芸談義。
畑の話に話題が及んで、お隣さんが大根の畝に眼をやって一言。
「あらー、お宅の大根葉っぱが変ね。随分さっぱりしてる。」
妻とお隣さんが大根畑に。
「やられたーっ・・・」
素っ頓狂な叫び声が近隣にこだましました。
なんと大根畑が鹿に荒らされていたのです。
我々が頂いても美味しい大根の葉を、ムシャムシャかじられていました。
引っこ抜かれて大根そのものにも食み後が。
被害は大根だけではありませんでした。
白菜もおいしいところだけかじられてます。
そろそろ霜が降りはじめ、甘くなるのを待っていた大事な収穫物です。
敵もさるもの、良く充実した株を狙い撃ちです。
一本しか植えてなかったブロッコリー。
いやー、見事。
良い口直しなったことでしょう。
葉物野菜のフルコースはほうれん草とカブに続きます。
ホウレン草は葉っぱが全滅。
カブは実は好みじゃないのか、白い玉だけ土の上に転がってました。
いつか来るかと覚悟はあるのですが、この時期にこれだけやられたのは初めてです。
冬越しのために蓄えるはずの野菜の大部分が消えてなくなりました。
まあ鹿の家族を救ったと思えば・・・ボランティアです。
この地に住む以上自然との共生に気を遣う必要があります。
鹿は私たちより前からこの土地の住人。
人が勝手に土地を拓き山を消滅させています。
このところ目につく太陽光パネルの大規模開発で格好の餌場を彼らは失ってます。
彼らと共存する術はあるのか・・・
こっちも農作物は守りたいし・・・
結論が出るまではまだまだ時間がかかります。
まずは申し訳ないけど自衛策。
防虫ネットをかけ、ちょうど剪定中の庭木の枝をフェンス代わりに畑に差しておきました。
気休めですが。
もうすぐ厳しい冬がやってきます。
人間も鹿も生きることに必至です。