いよいよ梅雨が明けました。
さすがの高原も熱気ムンムン、うだっております。
山はくっきり、空には夏雲。
悪くはないのですが、エアコン無しの生活に支障をきたす熱波はご免です。
しかしそこは1000mの高原、ちょっとでも風があったり、木陰や家の中は凌ぎやすいので助かります。
真面目に更新していな間の話題を一つ。
とあるところのフリマに知人が出店していたので出かけました。
周りのお店をヒヤカしていた時にであってしまったのが写真の椅子。
金属パイプの折りたたみフレームの本革張りのシート。
風格のあるデザインで、座ってみたら、これまた身体にフィットして素晴らしい。
思わずポチッではなく、財布の紐を解いてしまいました。
たしかこれは有名なデザイナーの作品・・・くらいのことは頭の片隅にあったのですが、はっきり確信は持てませんでした。
でもここは買いかなとの判断でした。
帰ってネットでググってみました。
形は紛れも無くMOMAにも永久展示された新居猛氏デザインのNY CHAIR Xです。
でも引っかかる点が幾つか・・・
NY CHAIR Xの座面は全てキャンバスです。革張りと言ったバリエーションは存在しません。
じゃあ中国辺りのパクリもの?
でも革の質も、縫製もしっかりしてます。
肘掛け部分の木部もローズウッドで重量感もたっぷりで高級感を煽ります。
何やらいわくありげなロゴマークは真鍮製で木部に象眼されてます。
こんな手の込んだ仕事はchinaやvietnamじゃ・・・
出店者が手に入れた年代を考えても(90年代?)どこかもっともなメーカー製と考えられます。
有力な情報が欲しいところです。
年代もので長くロフトにしまわれていたらしく、少々黴臭いのが気がかりです。
梅雨明けの好天気を幸いにせっせと虫干し。
匂いが抜けたらお気に入りにすべく、身体に合わせてセッティングします。
セッティングといってもただ寝そべるだけですが・・・。