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フォノイコライザーを作る(4)出来たことはできたけど・・・

とりあえずフォノイコライザーは完成しました。
ヒーター電圧は手持ちの抵抗を並列につなぎながら汗だくで調整。
6Vちょっとと言うところまでもって来られました。
この位なら許容範囲で球にも優しいし、発熱も少ない・・・と当面これで行く事にしました。

phamp0701-3

本体完成です。
あまり綺麗なハラワタではありませんがご勘弁を。
12AX7は横置きでむき出しです。
電源別筐体なのでトランスの悪影響は無いとの判断です。
シールドケースが無い分、横置きだとマイクロフォニックを起こしやすいとのアドバイスを踏まえ、シャーシと球の間にスプリングをかませてみました。
放熱の手だてになれば一挙両得。

phamp0701-2

さて音出しです。
DENONのMCトランスをかませてプレーヤーとセッティング。
レコードは回さずプリアンプのボリュームを上げて行きます。
プリはFET平衡差動のVersion2、アンプは6N6Pの差動平衡ミニワッターです。

ボリュームを12時くらいにすると微かなハム音が聞こえて来ます。
フルに回すと明らかにはっきりとハムが確認出来ます。
結線しているアースを確認。これに問題はないようです。
電源ユニットとの位置関係も調べて見ます。
さすがに重ね合わせるとハムのレベルが上がりますが、普通に配置するとハムのレベルは下がります。
でも一定以上減りません。

気を取り直してケースを開けてアースの取り回しを見直しました。
ぺるけさん指示のやってはいけないと言う部分は無いようですが、一ヶ所余分なアースがあったのでこれを無くしてすっきりさせてみました。

あれこれ配線の位置などこねくり回して再度音出し。
気持ちハムは減ったようです。
でもまだまだ気になるレベル。

昇圧トランスを外してプレーヤに直接つないで見ました。
ハムが少なくなりました。
無入力の状態なので利得が下がったからノイズも下がった、と言う訳ではないと思うのですが、不可解です。
フルボリュームでは真空管らしいノイズがさすがに出て来ますが、ハムはそれに埋もれるレベル。

ハムに関してちょっとお手上げ状態です。
暫く頭を冷やしてからまた考えようと思います。

phamp0701-4

当面はMMカートリッジで聴く事になります。
なので完成とは言えず、音に関してのレポートもお預けです。
でもオーディオテクニカの普及品よりもずっと良い感触は十分にあります。
低音が締まってすっきりした感じです。

本格的な梅雨空に戻ってしまったので、家に籠ってアナログでも聴きましょう。

2 Comments

  1. としちゃん

    仕上がりがとても美しいですね。
    ところで、ハムの件ですが、ヒーター回路のコンデンサ容量を増量すると良いかもしれません。増量の程度については試行錯誤が必要かもしれませんが、私の場合は、手持ち部品の都合で、以下のように変更してあります。
     ・4700μF2本→10000μF2本(合計20000μF)

    • suzuki@ugc

      随分と大容量ですね。手持ちはありませんので次回調達の時にでも都合付けてみます。
      なかなかすんなりは行きませんね。

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