賑やかなゴールデンウィークも終ります。
この時期やお盆の頃には、やっぱりここは観光地だったのか・・・と再認識します。
近所の道の駅は駐車場へ入れない車でごった返し、レストランにも長蛇の列、リゾートホテルのメインストリートも人で溢れていました。
そんな喧噪も一息。
しっとりと小雨が落ちる週末になりました。
一気に吹き出た緑がぐんぐんと勢力を増して、庭も5月を迎えました。
庭木も宿根草も優しい新芽に包まれて、これからの一刻は柔らかな緑のグラデーションが眼にも心にも優しい季節になります。
宿根草の花はぼちぼち開き始めてますが、まだまだ主役は花木類です。
満開で芳香を撒き散らしているのが利休梅です。
枝一杯、純白の花弁で埋め尽くされています。
虫がブンブン大群で押し寄せてました。
でも残念、美味しい実はならないのですよね。
我が家の注目株は「オトコヨウゾメ」です。
妻はその楚々とした咲き方がいたくお気に入りで、去年から庭の仲間に入って来ました。
不思議な名前ですが、ヨウゾメとはガマズミの別称で、実が苦くて食べられないので「男」が冠せられ、オトコヨウゾメになった・・・らしいです。食えない男・・・失礼な。(オトコヨウズミ?ではなくて一安心)
この近辺の山にはガマズミ類がたくさん自生しています。
自然の野山に自生している樹々たちにも目を向けて行きたいものです。
こちらはシモツケの仲間、「アイズシモツケ」です。
この花も地元でたくさん見られるようです。
普通に野山にある花の中から好みに合うものを探して行くもの、ガーデニングの楽しみですね。
対照的に派手な咲き方はオオデマリです。
アジサイの様に丸い花を枝いっぱいに付けます。
我が家のオオデマリはまだ幼木で存在感は小さいのですが、何年かしたらグーンと威圧的な存在になるのでしょうね。
まあ一本くらいは目立ちたがり屋がいても良いかと・・・。
でもこれの親戚というかルーツにあたるヤブデマリも植えてあります。
こちらは楚々とした佇まいで対照的です。
木の花が一段落して来るといよいよ草花の季節です。
今年は開花が早くなりそうな予感。
5月下旬が見頃になりそうです。