アナログ復帰の主役ターンテーブル。
調子は良いのですが、一つだけ問題がありました。
トーンアームのオイルダンプ機能が使えないのです。
ダンプオイルが付属しておらず、折角の機能を試そうにも出来ません。
オイルダンパーは是非お試しを・・・とのアドバイスもあり、何とかしようと行動に出ました。
ダンピングオイルがあるのかメーカーのパイオニアにメールを入れてみました。
あっさり「在庫有り」の返信。
早速電話で注文して届いたのがこのオイルです。
20g入りで1800円。(送料別)
安くはありません。でも30年以上も前の機種ですからオイルだけでも在庫があるのは立派なもの。
パイオニアの保守体制に拍手。
ダンピング機能のフタを開けるとカラカラのオイル溜めが顔を出します。
ここへオイルを注入。
説明書によれば爪楊枝で入れろ、とあります。
半信半疑で爪楊枝をオイルの中に入れて持ち上げます。
なるほどこういう事か・・・。
まるで水飴の様なシリコンオイルが爪楊枝にまとわりついて来ます。
紙芝居のおじちゃんが、割り箸に水飴をクルクル巻き付けて渡してくれた様に、爪楊枝の先に適当な量のオイルを巻き付けて、チマチマとオイルタンクを満たしました。
規定の量までオイルを注入。
でも空気が混入して泡が。粘度の高いシリコンオイルだけに、空気はなかなか抜けません。
放っておけばそのうち無くなるかなと無視して作業は終了です。
さあこれでプレーヤーは初期の機能を発揮する事が出来ます。
ダンプ機能をオンにしてレコードへ針を落としました。
オイルの制動のせいでアームの動きが制約されている感じがします。
針をレコードの縁に載せようとすると外側へ押し戻される様な抵抗を感じます。
多分急に位置が変わったのでダンプされているのでしょう。
時間経つとその位置になじんで落ち付くようです。
針がレコードの中心に向かって行く速度はとてもゆっくりですから悪い影響は出ないのだと思われます。
さて出て来た音ですが・・・。
私の駄耳では劇的な変化を感じとることは出来ませんでした。
しかし・・・
針が落ちて無音部を通過中に変化がおきたような気がします。
レコードによってはブワッとした感じで空気の揺らぎを感じますが、それが無くなった様な・・・
サブソニックって奴ですかね。
本当にそうだとしたら効果ありと言う事です。
しばらく調整しながら聴き込んでみたいと思います。
今週はずっと天気がよくて庭の緑の面積もぐんぐん拡大してます。
シンボルツリーの山桜も満開になりました。
こんにちは。いよいよオイルダンプですね。
写真を拝見して少し気になったのですが、針圧が0.5gになっているように見えます。
カートリッジの適正針圧を与えるようにしたほうが良いと思います。
とはいうものの、私の場合は、カートリッジ個々の適正針圧なんて無視して1gルールを
きめこんで、1gから多くても1.25gあたりの針圧でレコードを聴いています。
お気遣いありがとうございます。
針圧ですがDL-103なので2.5gで聴いてます。
調整の目盛が一回転1g、つまり2回転して0.5gと言う事になってます。
なるほど1gルールですか、ちょっと勇気が要りますが今度試して見ます。
まあ軽い分には平気かな。
追加で質問です。
ぺるけさんのMM型平衡フォノイコライザお使いのようですが、電源トランスはぺるけさん特注のあれですか?でも絶版ですよね。
なかなか6DJ8の新バージョン出ないのでちょっと心が動いてます。
フォノイコの電源トランスは、H9-0901を使用しています。
電源はぺるけさんの回路とは異なり、整流管とチョークトランスを使ったオーソドックスな回路構成です。
トランスの情報ありがとうございます。
私は薄型でコンパクトにまとめたいのでトランスには悩まされますね。
DC-DCコンバータのぺるけさん電源が待ち遠しいです。