基板間の厄介な配線も済みいよいよ動作確認です。
今回は動作チェックしながらステップを踏む作業はしてません。
不具合があると原因追及が厄介です。
一応全ての配線に間違いが無いか確認します。でも確認作業って意外とミスがあるものです。思い込みが落とし穴になったりします。
見た目はオーケーなので電源に繋いでみました。
スイッチオン。パイロットランプのグリーンLEDが点灯、デバイス類の異常発熱や焦げ臭い匂いもしません。
その代わり接続しておいたアンプからの信号がスピーカーから出ていません。
入力はPCのiTunesからUSB-DACへ。DACのLEDは点灯していて信号が来ているらしい事は確認出来ます。
スピーカに耳を近づけても無音。ノイズレベルの低さに驚く???というかアンプが機能していません。
気を取り直して基板の各ポイントの電圧をチェックしました。
電源部からの電圧は正常に供給されてる様です。
ところが出力トランジスタのベース電圧が変です。
設計値では8.4V。実測値は14V以上!
何故、しばらくあちこち部品の取り付け位置や極性をチェックしても異変は見つけられません。
基板の段階でチェックは十分したので今回は自信があります。
でも状況は深刻なまま変わりません。
一晩寝てから再度見直す事にしました。
次の日、再度入念に基板のチェックを始めました。
最初に何気なく基板外周の長ーいジャンパー部分にテスターを当てて見たところ、つながるべきポイント間の抵抗値が異常に高いのです。
原因は単純でした。
導通不良です。ハンダ付けが甘かったようです。
ジャンパー線を再セットして動作確認再開です。
音が出ました。
まだ未調整で追い込んでない状態ですが、目から鱗、耳穴の栓が吹き飛んだ様なクリアーで新のある音が鼓膜を揺らして来ました。
多分?良いです。
音の芯がはっきりしてます。低域が良く出てきたようです。奥行きとか広がりとか、その辺の解像度?もアップした様です。
ちょっと出来立ての機材に対しての贔屓もありますが、多分・・・良いです。
しばらくエージングを兼ね聴き込んでみる事にします。
このアンプ結構高級感が漂う仕上がりになりました。
厚手のアルミパネルのケース、それなりの重量のライントランス、大量に搭載されたキャノン端子・・・手に取るとずっしりと重みを感じます。
重ければハイエンドという単純な発想はありませんが、軽いよりは重たい方がセットした時に落ち着きが良いから・・・(文鎮か?!)
高級感をさらに高める工夫を追加してみました。
たまたま在庫していたチークの厚板を、サイドパネルに嵌め込む様に加工して取り付けてみました。
昔よくあった高級機の手法です。
これでさらに重量が増しました!
これで我が家のメインシステムが一歩前進しました。
ソース・・・
アナログ1 CD
穴ナログ2 レコードプレーヤー → MCトランス(DENON) → Pイコライザー(AT-PEQ3)
デジタル iTune+Audirvana
プリアンプ ぺるけ式平衡型プリアンプV2 (上記ソースを入力)
メインアンプ ぺるけ式平衡型6N6Pミニワッター
それまでは3つのソースを聞くにはコードを差し替えたり手間でした。
これで切替スイッチだけで好みのソースにチェンジ出来ます。
LPとCDとDACを同時にかけて聴き比べも出来ます。
いまアナログにはまってます。
LPレコードの潜在能力を改めて知らされています。
新しい戦力が加わり再生能力も向上しました。
しばらくは音楽を聴く時間が増えそうです。
揃いましたね・・、後は、オープンリールデッキのみ!! 次回そちらに行った時に持って行きます。
恐いもの見たさのオープンリールデッキ・・・
あまり強力な刺激はしないで下さいね。
でもこのプリの実力は只者ではありません。