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早朝の高原


 夜明けがだいぶ遅くなってきました。6時頃になんとなく空が白んできて、太陽が顔を見せるのは7時少し前です。
 今朝は久し振りに南アルプスの稜線が顔を見せていました。そこでいつものビューポイントまで出かけ見ました。
 丁度茅が岳の山頂から太陽が昇り始めました。宗教的で重厚なご来迎を放ちながらゆっくりと光の球が大きくなってきました。右手の富士がシルエットで浮かび上がります。
 寒い!
 気温はさほど低くないはずですが、風が猛烈に冷たいのです。吹きっ晒しの高原の厳しさをしみじみ感じながらシャッターを切りました。

 八ヶ岳は今日も雲が覆い被さってます。南アルプスの稜線はくっきり鮮やかにスカイラインを描いています。まだ雪は少ないように思えます。荒涼とした田んぼと、最後を迎えた唐松が赤黒く照らし出され、新しい雪に包まれ始めた白い稜線とのコントラストが際立っていました。
 今日も少しだけ冬に近づいた1000mの高原です。

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