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牧ヶ原


 安曇野のギャラリー牧ヶ原へ行ってきました。Hさんの奥様の常設展示のギャラリーで、夏の間ガラス絵を展示していたのを、水彩に展示替えがあり、そのお手伝いを兼ねてご一緒しました。
 ギャラリー牧ヶ原はこだわりの空間が広がります。ゆったりとした展示室の窓に広がる芝の原とボーダーの木々、奥に滔々と連なる安曇野の里山。まるで英国の田舎に居るようで、視界の端から羊の群れが現れてきそうな錯覚に陥ります。

 一万坪以上はあろうかと思える広大な敷地は、周囲をドイツトウヒやカエデなどに囲まれて周囲とは隔絶され、とても安曇野の田園地帯とは思えない別世界を造りだしています。
 こだわりのオーナーはこのプロジェクトの全てに関わり、建物の設計建造から、芝生、樹林、畑・・・等々気の済むまで手間暇かけて(お金もかけて?)納得の行くものに仕上げています。私よりも年上?と思えるオーナーの、どこにそんなエネルギーが、と驚嘆しまくりです。建物などへのこだわり様はあげたらきりがないので割愛します。

 そのオーナーのこだわりを端的に現しているのがこの建物です。冒頭の景色のなかでフォーカルポイントになっている建物です。
 なんとこれ、鶏小屋です。太い柱や梁で木組みされた本格的な建物です。屋根に至ってはレッドシダーのウッドシングルで葺かれています。できれば我が家の庭に、私の別荘として欲しい・・・。

 豪華な鶏舎の外には「岡崎おうはん」という割合新しい品種の鶏が散歩中でした。この品種、美味しい卵を生んでくれると同時に、お肉も美味しいそうです。さっそくダッチオーブン用に予約を入れておきました。(冗談)
 もちろん環境は平飼い。この素晴らしいロケーションで、ストレスフリーに育てられている鶏たちの卵がこれ。

 少し大振り立派な卵です。この卵を使ったシフォンケーキをごちそうになりました。しっとりふんわか、素材のもつ味をいかした美味しいケーキでした。
 
 展示品の入れ替え作業も済んで、広大な牧場も散策して牧ヶ原を後にしました。穂高の駅前で買ったおやきが今日の昼食。一日30個限定の大正から伝わる安曇野の味を堪能、帰路に堀金の農産品直売所でリンゴと洋梨を仕入れて帰途につきました。

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