先週末、夏休みが終わったのに・・・避暑に娘達が押しかけて来ました。まあ、この暑さじゃ、やってられないよね。
「こっちも暑いよ!」
って言ったのですが、
「十分涼しいじゃん。家に入ればエアコン要らないし・・・」
だそうです。暑いと贅沢は言えないようです。
久し振りにサントリーの白州蒸留所に行ってみました。娘が子供の頃に行ったきりで、まあ何年振りかな。水工場は去年来たので、同じ敷地には来ているのですが、お酒の香りを嗅ぐのは久し振りです。
混むといけないので朝一番でやって来ました。白州の森は涼しいです。
水工場は子連れが多くて見学者がたくさんでしたが、ウイスキーコースは意外とこぢんまりしていて、見学もゆったり出来そうです。
まずは発酵と蒸留の行程を見学。麦芽のきつい香りと、ムンムンする熱気、夏に来るのは少々辛いものがありますね。夏はちょっと離れたシャトレーゼの工場で食べ放題のアイスに人気が集中してそうです。
大きな発酵桶で生まれたエゲレスドブロク?は蒸留されてアルコールに精製されます。この段階では無色の強いアルコール液。これが樽で熟成されて琥珀色の液体に変身するのですね。
見学コースのハイライトはファイヤーショー。サービスで見せてくれる「リチャー」という樽の再生作業です。一度使った樽を再利用する時に、そのままではなく内面を焼くのだそうです。焼くことで古いアルコールを焼き切ったり、新たな炭の成分を作る事で、樽をリフレッシュして、新たな琥珀色の液体を熟成する訳です。
ただ焼けば良いという訳ではなく、上がる炎の色を見ながらの熟練作業。感心しながら見入り、最後に柄杓一杯の水でパッと火を消す技が出た途端、思わず拍手してしまいました。
樽の仕込みを見た後は、樽の貯蔵庫へ。この蒸留所が出来たのが1973年、娘が生まれたのと同じ年です。樽にプリントされた1973年の文字を見つける度に娘が感動。でもやけにたくさん樽が目立ちます。娘曰く
「73年で仕込み失敗?」
最後のしめは試飲会。でもわたしはハンドルキーパー。のんべの娘夫婦の運転代行です。
たっぷり臭いだけかいだ半日でした。