D51狂想曲フィナーレ

　例のSLやまなし号も6日の運行をもって終了です。6日は友人のNさんがやって来たので、近所のポイントにお連れしました。Nさんも写真がご趣味でとてもきれいな写真をお撮りになるのですが、本格的な鉄道写真は初めてです。私とて似たようなものです。
　田んぼを前景に甲斐駒バックのポイントで待つことにしました。今日は山も何とか見えます。ポイントの畦は大量の撮影機材で埋め尽くされていました。総理大臣の辞任会見の報道陣もかくありき･･･と思わせるようなレンズの砲列であります。
　しばらくしてSLやまなし号の最終便が行き過ぎました。この小さな鄙びた山里が、お祭り騒ぎで大盛り上がりの約２週間でした。
　Nさんは追分に山荘をお持ちで、山野草など植物もお詳しい方です。今年の春、林だった庭の大半の木を伐採、日当たりの良い庭に変身したとのことで、いろいろと入れる植物を物色中とのこと。それではと界隈の園芸スポットにご案内しました。


　お連れしたのは富士見町。まずは入笠山の麓にあるグリーンコテージ。個人の庭を開放し、そこで栽培した宿根草の苗をを販売している、知る人ぞ知る秘密？の花園。妻もお気に入りのスポットで、昨年ここで仕入れてきた宿根草が今年も元気に育っています。
　残念ながらオーナーが不在でした。さっと広い庭を一回り、昨年と少し変わった印象です。完成されたと思える庭も、日々進化しているのですね。
　富士見まで行ったついでに、信濃境の友人宅へご案内しました。ここは我が家の庭作りの師匠宅。ここから我が家に移植された植物が沢山あります。林の中でぽっかり開けたロケーションなので、Nさんのシチュエーションにぴったりです。
　ヤマオダマキやホトトギスなど頂いてNさんもご満悦でした。
　帰り道、同じ信濃境の高森ハーブ園を訪ねてみました。先ほどお邪魔した師匠のM子さんお薦めのハーブ園なのですが、実はまだ行ったことがありませんでした。
　少々分かり難い道を経て辿り着いたハーブ園が上の写真。ところどころ大きな木が茂る広大な斜面、一面に立派な大株のハーブ類が植えられています。大きく広がったタイム、そこをすり抜けてきた風が良い香りです。
　小径をぐるっと一回り、母屋の中へ声を掛けます。ここも残念、オーナーは不在で、詳しい話を聞くことが出来ませんでした。
　ここのハーブ園もちろん苗の販売をしています。でもどこを見渡しても、ポット苗を並べた売り場は見あたりません。ここでは全て地堀･･･つまり植わっている立派な株を掘り上げてくれるということです。貧弱な苗に一喜一憂することなく、即戦力の大株を手に入れることができると言う訳です。今度は是非オーナーがいる時に来てみましょう。
　
　SLを見て、庭を見て、楽しい週末が終わりました。