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薪割り初体験



 友人の作業場の立木が先日の台風で倒されました。その倒木を薪用に譲ってもらいました。我が家はオール電化なのでストーブ用の薪は必要ないのですが、例のピザ窯用に少しだけ薪が必要なのです。
 昨日それが届いたので早速薪割りに挑戦しました。まずはご近所さんにチェンソーを借りて玉切りです。ご近所さん2台のエンジンチェンソーを抱えてやってきました。
 ブーンとうなりを立ててチェーンが木に食い込んで、ばっさり切られて行きます。殆どご近所さんが切っちゃいました。
 騒音に気づいて隣のご主人もいつも間にか登場。仕事でチェーンソーも操るご主人の蘊蓄が始まりました。
 締めくくりは玉切りした丸太を薪に仕上げる事です。借りてきた斧はスティールの本場物。とてもヘッドが重たくて、斧と言うより大きな鉄の楔です。でもこれは結構実用的です。切れ味の良さそうな刃の立った斧は、多分下手くそな使い手にはかえって使いにくいかも知れません。
 しかし実際振ってみると、これ結構大変です。重くて思い通りには刃先を振り下ろすことが出来ません。いくつか割って行くうちに何とか間合いがつかめてきました。言って見ればゴルフのスイングと一緒です。アドレスでしっかり間合いを計って、ぶれないように振り下ろす、ホットスポットに刃先が命中すると、スパーン!と左右に割れて白い切り口が現れます。
 ジャストミートの感触、とても爽快な後味が残ります。薪割り病みつきになりそうです。でもこれが日課になると苦痛になってくるのかも知れません。ピザ用だけの我が家の薪は贅沢です。

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