山梨は桃の里、日本一の桃生産高を誇ります。
そこで桃源郷と呼ばれる桃のスポットが幾つもあり、その一つが新府桃源郷です。
韮崎の北部、南アルプスの麓、七里岩台地に広がる桃園が新府桃源郷、北に位置し標高も高いので開花は県内では遅い方に属します。例年のベストは4月中旬、その時期に合わせて各種イベントも開かれます。
隠れ富士見町民の我々は、富士見町スポーツクラブの武田の里桃の花ウオーキングに参加、穴山駅から新府駅まで桃の里を散策してきました。
イベントで賑やかな新府駅を出発、里の道をのんびりと歩いて行きます。
やがて行く手の視界が開け、茅が岳が大きく迫り、北に眼を転じればちょっと霞んだ八ヶ岳。
開けた丘陵に桃林が広がってきました。鮮やかなピンクに菜の花の黄色がアクセントをつけています。
花のピークは終わり摘花も進んで少し地味なのが惜しいです。今年の開花は早かったようです。
残雪の鳳凰三山と桃畑、定番の構図ですが、摘花前だったらさぞ壮観だったでしょう。
摘花進行中の桃。大柄な花が大粒でジューシーな桃を予感させます。
新府の選果場で昼食。
恒例の大昼食会は持ち寄りおかずの饗宴で、満足満腹。
昼食の後は新府城の散策です。
新府城址は桜も終わって少し静かな山城跡に戻っていました。
北側の崖の上から見下ろす桃源郷は淡い名残の桃色が印象的でした。
穏やかな春が戻った一日、桃の花のプロムナードを堪能した一日でした。