猛吹雪の翌日は朝からのドピーカン、今日はスノーシューで銀世界を楽しんできました。
八ヶ岳南麓の北杜市、長野県富士見町、原村は八ヶ岳観光圏として様々な観光振興事業を展開しています。
冬のイベントとして「天空博覧会」が開催されており、その一つ、ピュアワールド「冬の八ヶ岳を歩こう~雪山超初級編」と銘打ったイベントに参加してみました。
平たく言えばスノーシューハイキングです。
ガイドさんの案内で何やら軽食のサービスもあり、参加費は1000円とリーズナブル、一説によるとビーフシチューが供される・・・と言う噂です。
開催場所は横断道路にある県営牧場の広大な雪原です。
ストレッチ仲間7人で早朝のまきば公園へ向かいました。
受付を済ませ、簡単なレクチャーとストレッチの後、いざ白銀の世界へ。
まきば公園から少し車道を清里方面に進み、広大な牧場の縁を横断歩道を目指して登って行きます。
気温が低く、昨日の新雪も程よく積もっていて、片栗粉を踏んでいる様に「キュッキュ」と乾いた音がします。
スノーシューは快適に雪面をとらえ、気持ちよく体を押し上げます。
広大な牧草地は一面の銀世界。遠く南アルプスの峰々が輝いています。
権現岳を中心にした八ヶ岳南部の峰々を背景に順調に高度を上げて行きます。
スノーシューにも慣れて来て、体もだいぶ温まって来たところで見晴し台到着。
ここで主催者からサービスエイド。
ホットワイン、ホットチョコレート、パン、チョコ、飴・・・と結構なお振る舞いを受けました。
一息ついたあとは樹林帯の中を登ります。
林の中のいくつかのポイントで、雪面に付けられた動物の足跡や植生などについて、ガイドの方がレクチャーしてくれます。
しばらくして林を抜けると、牧場のだいぶ上部に出ました。
ここまで一列渋滞、お行儀良い行進でしたが、ここから好き勝手に処女雪を蹴散らし、上の柵まで左右に広がって登って行きます。
無垢な雪面が一気に無数の穴ぼこだらけになりました。
雪面に横たわる美女?行き倒れではありません。
仰向けに寝転がり、両腕を上下に振ると・・・
雪面に天使が・・・
スノーエンジェル、だそうです。どう見るかは個人の主観に委ねます。
さあ雪遊びが済んだら、いよいよ下り。
まずは恒例らしいスノーシューレース。
少し下の立木を目標に雪の斜面を一斉に駆け下ります。足元から上がる雪煙が迫力満点です。
中には転倒して雪まみれになる参加者も。
牧草地の雪面は遮るものも無く大パノラマはクライマックスに。
ガイド氏の説明にも力が入ります。
ヤマナシの巨木、もしかして白磁の木・・・雪と木と光と蔭と、じっくり写真を撮りに来るのも良いですね。今回は団体行動なので写真は流すだけになりましたが。
八ヶ岳をバックに牧場の中を帰路に着きます。ずんずん下って東沢大橋の西の辺りで横断道路に出ました。
ここから暫くまきば公園までは歩道を歩きます。雪がしっかり積もっているので歩き安くて助かります。
すでに1時を過ぎました。お腹も空いて、足の運びもちょっと緩慢になって来た頃、出発点のまきば公園に帰り着きました。
待っていたのはお約束の軽食。
しかし出て来たのはどう見ても立派なビーフシチュー。軽食どころか立派なディナーでも通用します。パンもお代わりし放題。
空いたお腹以上に詰め込んで満足度100%のランチタイムでした。
今回のイベント、ガイドさんが着き、中間地点のエイドと豪華なランチが付き、スノーシューのレンタルもフリーと言う大盤振る舞いです。
厳冬期の八ヶ岳山麓を活気つかせようと言うイベント、さらなる発展を期待します。