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イタリアの山旅2017編 その10(最終章)  カステラッツォとトニューラ

野暮用で忙しく更新ができませんでした。
季節はどんどん進んで高原はすっかり秋です。
今朝の気温は5度を切ってます。

イタリアの山旅も最終章。
サンマルティーノでの行動も残すところ2日になりました。



7月10日
明け方の天気はまあまあ、雲は多めですが雨は大丈夫そうです。
今日もバスでロッレ峠へ向かうことにしました。
バス停には子供達がいっぱい。賑やかなバスになりました。
向かうのはカステラッツォ山。展望の良い山らしいです。





峠に3つあるバス停の一番東側で降ります。
ここから広い砂利道をまずはセガンティーニ小屋までのんびり行きます。
少し雲が出てきてパラ山塊の岩峰は隠れて見えないのが残念。



ぽっこりドーム状の山がカステラッツォ。
南面は荒々しい岩壁で覆われ、一見手強そうに見えます。



車道をのんびり行くのですが、途中ショートカットで草原を突っ切ったりして、単調な登りに変化をつけます。
ロッレ峠周辺の明るい高原が目の下に広がります。
リフトがありますが、夏は休業中。
冬は良いスキー場になるでしょうね。



バス停から40分ほどでセガンティーニ小屋に到着。
ここはCima della MezzanaからCimon della Palaの荒々しい岩山を望む絶好の展望台。



ですが・・・あいにく山は雲の中。
しかしその迫力は十分伝わっってきました。

一休みしてカステラッツォへ。
広い林道はカステラッツォを回り込むようにパネヴェッジョ方面に続きます。
我々は小屋の先から北へ分かれるトレッキングルートR01に入ります。



正面にカステラッツォを望みながら草原の道。
アルペンローゼやリンドウなど花もたくさん。
雷鳥?もいるのか、途中案内板がありました。



岩壁を東から回り込むようにルートがつけられていて、傾斜はきつくなるものの、歩きやすい道が山頂へ続いてました。



山頂の十字架が見えてきました。
一番高いピークは十字架よりも左にあるようです。
素直にルートを進んで山頂に。



大きく立派な十字架が鎮座するカステラッツォ山。
セガンティーニ小屋から1時間ちょっとで到着。

我々も記念撮影。
珍しくツーショットです。
まあこの後二人並んだ写真があるのですが、それはプライベートということで・・・。



峠から南の方にサッッマルティーノの街がチラッと顔を覗かせてました。
下りは北から西に回り込むように歩きやすい道が付けられ岩壁の南に降り立ちます。



振り返るとどっしりと鎮座するカステラッツォ。
雲が多く展望が利かなかったのが残念。



峠へは小高い丘を回り道。
三つあるバス停の真ん中へ出ました。
バスの時間まで間があるのでカフェでお茶します。
まだ7月上旬ということなのか、峠は静かでした。

ホテルに帰着後、この日はスパとサウナでリラックス。
疲れがたまってきた身体を休めることになりました。

7月11日

さあ今日は山の最終日。
天気は上々です。
ゴンドラのパスがもう1日分あるので、谷を挟んだ西側のトニョーラのゴンドラに乗ることにします。
ゴンドラ駅まではバス便もあるのですが、ウオーミングアップを兼ねて約30分、歩いて向かいました。



このゴンドラはなぜか懐かしい雰囲気が漂ってます。
ゴンドラ駅がどうとかいうのではなく、ゴンドラに乗った時の風景がある記憶を蘇らせます。



その光景がこれです。
汚い窓ですが、窓越しに見える山のシルエット。
富士見パノラマスキー場のゴンドラから見る八ヶ岳が脳裏に浮かんできます。
谷底に広がる街や牧場は富士見町や原村。
ゴンドラに次々乗り込んでくるマウンテンバイクも重なる光景です。
懐かしい光景に浸りながらしばしゴンドラを楽しみます。



山頂からは谷を挟んだサンマルティーノの山々が大パノラマで迫ってきます。
夕方登ってきて夕日に輝く峰々を見るのも一興です。



ゴンドラ山頂から南にテニャッツァへ眺めの良さそうな山稜が続いてます。
展望の良さそうな小ピークまで行って戻り、北へ。
スキー場の広大な斜面を適当に下り、牧場が広がるトニョーラ小屋へ。



放牧の牛が美味しそうに草を喰んでます。
牛が食べないキンポウゲが黄色い絨毯のようです。
キンポウゲは毒があるらしく、牛は食べないそうです。
どうやって食べ分けているか観察。
長い舌を使い、キンポウゲ以外の草を器用にすくって食べてました。



トニョーラ小屋。
牧場にある小屋は、牛などの管理が主な目的ですが、ハイカーに食事やお茶を提供するのも重要な仕事。
ハイカーは素晴らしい景色と美味しい食事が提供されます。
似たようなものは日本にもありそうですが、当たり前にあちこちあるところが素晴らしいですね。



トニョーラ山に登ってみることします。
車道のような広い砂利道がリフト沿いに続いてます。
どうもスキーのダウンヒルコースのようです。
単調で結構な勾配ですが、ぐんぐん高度を稼いで行きます。



リフトの終点が見えてきました。
車道のような広い道はリフトの終点で終ってました。
谷を挟んで東側の岩峰群が一望に見渡せます。



トニョーラのピークは少し西に進んだ先にありました。
道は急に怪しくなり、一つ目のピークまで行って引き返し、リフトの終点でお昼にすることに。

ほとんど人の来ない静かな山です。
先客が一人と、下り始めに家族連れが来ただけでした。

山頂を後に下って行くと、道を少しそれた草の斜面に気持ち良さそうな丘が見えます。
カップルらしいハイカーが見えます。
我々も道を外れてその丘を目指しました。



踏み跡程度の路をたどり、着いた丘は想像通りの気持ちよい場所でした。
吹く風も心地よく、思わずゴロンと横になります。
広がるドロミーティの山々を眺めながら、今回の山旅を振り返り、その印象を噛みしめていました。




この辺りも絶好のスキー場です。
夏はリフトは休業。
メンテナンスの作業員が高いところで作業していました。



ドロミーティの山旅は終わりました。
明日はミラノへ戻るだけです。

今回は昨年とは違う山域に入りました。
少しオーバーラップする地域もありますが、未踏の領域に踏み込む新鮮さがありました。
同じドロミーティでも山域の違いで微妙に雰囲気が異なることにも気づかされました。
緑豊かで牧草地の広がるガルディナやフネスとは一味違う石灰岩の荒々しい光景。
これがドロミーティと断定できない幅広い魅力がそこに広がってました。
ただサンマルティーノ周辺は情報も少なく、満足に楽しめたとは言えないような気がします。
じっくり攻めて行けば魅力あふれる山塊であることに気づくはずです。

ドロミーティは広い山々です。
何年通っても尽きない魅力を備えた山です。
イタリアならではの美味しい食事も魅力です。

さあ、また訪ねることができたら・・・
夢を見ながら思い出綴りを終了します。


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