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真冬のイタリア旅行記Ⅱ ローマ編(3)パラティーノの丘

 フォロ・ロマーノの東端、ロッセオがだいぶ近くなったあたりで南側にオリーブの緑が美しい丘が現れました。この緑の丘を上がりきったところがパラティーノでした。
 ローマ皇帝や貴族達の邸宅が建ち並ぶ高級住宅街、宮殿、パレスだったところです。今はほとんどの建物が崩れさり、残された立派な遺構でのみ当時の権勢を偲ぶほかありません。
 ローマの市街地を見下ろすこの丘の上で、皇帝や貴族達はさぞや贅沢な暮らしをしていたのでしょうね。







 崩れずに残った大きな壁面、一見レンガだけで積み上げているように見えますが、ローマンコンクリートで建てられているのですね。古代からコンクリートが存在していたのはびっくりですが、だからこそコロッセオの建設も可能だったわけです。



 そのローマンコンクリートの構造がこの写真で良くわかります。レンガはいわば型枠でコンパネの役目、ただし型は外れずに一緒に固まります。
 内側がコンクリート部分。セメントの組成は現在のセメントとは異なるようです。骨材も大きな岩がゴロゴロ入っていて、普通使うコンクリートとは随分イメージが違います。しっかり強度のある建物が構築できる事が伺い知れます。

 そんな話を建築家であるM子さんの解説で伺いながら、さらに道中はコロッセオへと近づいて行くのでした。

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