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真冬のイタリア旅行記Ⅱ ローマ編(1)カンピドーリオの丘


 フィレンツェからローマに戻って、ローマ見物が始まりました。まずはローマのなんたるやを知るために、古代ローマを求める旅です。
 滞在していたアパートから古い街並みを抜けて、広い空間が開けたところにカンピドーリオの丘があります。ここは古代ローマの中心的な神殿がおかれた場所で歴史的にも重要なポイントです。現在も市庁舎が置かれていてローマの中心であることは変わらないようです。

 小高い丘の上の広場に向かって階段が伸びています。幅の広いステップは馬でも楽に上り下りできるように考えられているそうです。その奥にはローマの市庁舎、左右対称にカピトリーニ美術館などの建物を配置したバロック様式の配置になっています。
 古代ローマの象徴的なこの地に新しい息吹を吹き込んだのが、あの天才ミケランジェロ、彼の革新的な取り組みで、幾何学的視覚的に凝ったデザインが実現されています。


 大階段を逆から見た写真です。遠近感が強調されています。
 実はこの階段遠近法を逆手にとって、上部の間口を大きく取っています。下から見上げた時に荘厳な雰囲気を造り出すように考えられているらしいです。





 階段の上の広場には中心にローマ皇帝マルクス・アウレリアスの像が置かれ、モザイクで幾何学模様が描かれています。この広場も視覚的効果を狙い、奥が広い台形で、幾何学模様も真円ではなく楕円を用い、広場全体を見渡した時に歪むことなく円と方形を見せることで、荘厳な雰囲気を漂わせるように工夫してあると言う事です。
 こんな説明を今回同行したM子さんがすらすらとしてくれます。さすがローマ留学体験者。手取り足取りありがとうございました。
 カピトリーニ美術館にはその模型があり、平行ではない階段の幅や台形の広場などの様子が良くわかりました。



 カピトリーニ美術館に入りました。ここには広場にあったマルクス・アウレリアス像の本物が展示されています。有名なブロンズ像「カピトリーノの雌狼」や中庭にはコンスタンティヌス大帝の巨像なども置かれています。
 瀕死のガリア人とか棘を抜く少年とか・・・見応えも十分です。古代ローマの遺跡や成り立ち・構造についての博物館的展示もあり楽しませてもらいました。





 他の施設に比べ観客は少なく、ゆっくりと美術館全体を鑑賞した跡、いよいよ古代ローマの遺跡フォロロマーノへと歩を進めて行きます。

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