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真冬のイタリア旅行記 番外編 フィレンツェのメルカート


 旅の楽しみの一つが、地元の人の日常の生活を知ることです。手っ取り早い方法が市場を見ることです。特に食に関する市場は見るだけで心が躍ります。
 フィレンツェには常設の大きな市場が2カ所あります。街の中心ドゥオーモとサンタマリアノベッラ駅の間にあるのが中央市場です。大きな石造りの立派な建物がそれで、青空市を連想していたので少し驚きです。

 この写真は北側ですが、南側の正面入り口前の通りには、いろんなお土産を売るお店が建ち並んで、とても賑やかでした。

 大きな建物の中に入ってみました。屋根の下はまるでデパ地下、エキュートか?!の世界が展開していました。綺麗にディスプレーされた野菜や、いろんな食材を並べた大きなショウケースの専門店が、ずらりとお店を構えていました。

 いきなりですがトリッパやさん。下ごしらえの済んだものがドーンと置かれてます。

 おーこれはあのビステッカのお肉ではないですか。赤身のお肉のなんと美しいこと。はっきりTボーンの断面が見て取れます。

 こちらはチーズ屋さん。主立ったものは買う気であれば試食ができるようです。でも小さなホールのものは駄目かな・・・。気軽に量り売りで、びっくりするくらいの値段で売られています。もちろん安くてびっくりです。

 このモッツアレッラ、Kgで1000円以下ですから!

 パン屋さんのお店。塩気のないトスカーナパンはもちろん、食事パンを中心にたくさんの種類が並びます。大きなパンは量り売りになってます。

 乾燥ポルチーニやオリーブオイル、チーズなどを売る店にはなんと日本人の店員がいました。いろいろと試食させてもらい日本語で説明を受けると、もういちころです。お店を出る時には手に紙袋をしっかり提げていました。


 さてこちらはもう一つの市場、我々の泊まった宿に近い歴史地区の東の外れにあるサンタンプーロージョ市場です。規模は小さめですが、しっかりした建物の中にはハム屋さんや肉屋さんが、外には果物や野菜を売るお店が並んでいました。

 鶏肉屋さん。さすがは狩猟民族、鶏が一羽まるのまま売られています。日本の主婦は絶対手を出さないでしょうね。

 惣菜屋さんでデモンストレーション中の子豚の丸焼き。ちょっとグロですが、これが結構美味しいのです。いちど街の惣菜屋さんで買って食べたのですが、塩味がちょっときつめですがハムとは違ってフレッシュな?豚肉が楽しめました。

 新鮮な果物も豊富です。この時期柑橘が豊富です。赤い果肉のオレンジや温州みかんのようなマンダリーノなど柑橘フリークにとって天国です。もちろんレモンも大きくて新鮮なのが安く、ふんだんに使えて羨ましい限りでした。

 野菜も種類が豊富です。特に目を引いたのが中央にあるカルチョーフィ(アーティチョーク)です。どーんと山盛り、当たり前に積まれています。アメリカなどでは鱗片を剥ぎ取って根元を歯でこそげ取って食べたりしますが、イタリアでは最初に周囲の固い部分を剥いてしまい、中心部の柔らかなところだけを食べます。茹でてオリーブオイルでマリネしたそれは、もう絶品です。 なぜ日本では流通しないのでしょう。ローマ近郊で電車移動した時にこれが広大な畑に整然と植えられているのを見ました。羨ましい。
 フィノッキオも同じように日本では馴染みのない野菜です。ハーブの一種フェンネルの根元の部分なのですが、これがまた絶妙な味です。当然フェンネルの香りがするのですが、シャキシャキした食感と何ともいえない後味が爽やかで、甘みも感じます。私はその気は毛頭ございませんが、フィノッキオにはまりそうです。(???)
 家の庭で作らなければ。

 イタリアの台所は豊かです。さすがにスローライフ発祥の地、食の文化にも深みがあります。そしてなんと言っても「安い」。我々が有り難くあがめ奉る生ハムや高級チーズが驚くほどの価格で手に入れることができます。ワインも安い。2、3ユーロくらいで多分日本で1000円台のが買えるのかな?私は下戸で詳細は不明ですが。

 ローマでお土産に200ユーロ超の鉄道模型(私のではなく友人のために)を買ったところ、「それだけあれば一ヶ月そこそこ生活できるのに・・・」とつぶやいたローマ在住の日本の方の言葉が印象的でした。

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