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さすがDL-103

アナログをそれなりに楽しんでます。
音源を大人買いする資金力は無いので、月に数枚づつ、CDで持っていないソースを狙って仕入れてます。

再生の環境としてはほぼ満足しているのですが、どうも気になるところが一つありました。
カートリッジが年代物と言うこと。
使っているのがDL-103。
リファレンスとして定評のある定番ですが、いかんせん80年代後半から使い続けたロートル。
数十年使ったものは、巷の噂ではピックアップ針の根元のダンパーがへたっていて、音にも影響があるらしい。

そこで新しいカートリッジを物色。
あまり高価なものは対象外として、DL-103とオーディオテクニカ AT-F7あたりに狙いを付けました。
どっちも3万円弱とそこそこのお値段。
ATを選択して冒険を選ぶか、使い慣れたDENONを更新か。

dl103-1

結局DL-103に落ち着きました。
理由は超寿命プロダクツとしての安心、安定感。
今回は「針交換」対応で購入しました。
原則針交換の出来ないMC型のカートリッジですが、デンオンは針として考えると割高ですが正規の新品よりも低い価格で新品と交換してくれるのです。
2万円の前半で買えました。

届いたDL-103。
昔から変わらないパッケージ(だと思います。記憶は薄れてるが・・・)。
1個1個しっかりロット番号も刻まれ、測定結果もついてます。
さすが放送局御用達のリファレンス。

dl103-3

プレーヤーにセットします。
今回同時にヘッドシェルも新調しました。
これも上を見たらキリがありません。
リーズナブルなラインを検討していたらこれがヒット。
オルトフォンの普及版ですが、しっかりしていてDL-103との相性も良いようです。

ゲージを使ってオーバーハングの調整。
針圧も規定の2.5gで聞いてみることにしました。

良いです。
やっぱり経年変化は隠せなかったようで、はっきりと音に変化が出ました。
比較したくても古いカートリッジは手元にありませんが...岡目八目?
低域の締まりが良くなり、音場も広がって、くもりが晴れた感じです。
ちょっと気になるのは高域の荒れ?
まあレコードの状態も良くなく、チリ、キズだらけではと我慢。
もう暫くセッティングの追い込みが必要なようです。

次に欲が出て来るのはターンテーブルとトーンアーム。
さてこれに万札積み重ねると、どんな変化が?
でもそれは正解ではない様な・・・
トータルのシステムのバランスが大事で、今の構成で大満足。
音楽を聞いてなんぼ、せっせと安い出物音源を探しましょう。

2 Comments

  1. としちゃん

    >次に欲が出て来るのはターンテーブルとトーンアーム。
    確かに欲しくなりますよね。特にアームは工芸品として大変美しいと思います。
    その美しさにひかれて、一昔前に、アームをいくつか集めて、保管してあります。
    ターンテーブルは、モーターの魅力にひかれてアームと一緒にいくつか集めてしまいました。
    私の場合は、音に変化を求めたのではなく、ただの物欲だと思います。
    それでも、満足できたから良いかな。
    ーー
    >音楽を聞いてなんぼ、せっせと安い出物音源を探しましょう。
    同感です。CDよりもレコード盤やミュージックテープをせっせと集めています。
    カビのはえたようなレコードでもクリーニングすれば、すてきな音楽を聴くことができます。
    ーー

    • suzuki@ugc

      たしかにトーンアームのメカニカルな美にそそられます。でも結構な値がつきますね。手が出ません。
      アナログ盤も雑誌などで煽られて高値推移の気配も・・・
      いずれも貧乏リタイヤ組にはきついです。

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