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ブガッティの嵐だあ!

クラシックカー・・・あまり好きじゃない表現ですが、の国際格式ラリーLa Festa Mille Miglia 2015が小淵沢を通過しました。
今年はやっと見る事が出来ました。
Mille Migliaはイタリアの伝統のあるレースです。
Mille Migliaとは1000マイルの意味のイタリア語です。
1000マイルを如何に早く走りきるかの競争だったのです。
今日走って来る車たちが現役の頃、猛然としたスピードでイタリアの村を走り巡って覇を競い合うレースでした。
公道を使うレースは危険を伴うと言う事もあり、やがてレースの形態は変わり、スピードではなく与えられたタイムの正確さを競うラリー形式のコンペになりました。
スピードや耐久性を競うレースはサーキットでのフォーミュラカーレースに、公道をクローズしたルマンの様な耐久レースに。
Mille Migliaはヒストリックカーが美しさやメンテナンスの良さ、そしてそれを操る運転技術を競う場に変身したのです。
本物のMille Migliaは美しいイタリアの村々を駆け抜けます。
その向こうを張る日本版La Festa Mille Migliaも負けてた居られません。
東京原宿を出発し、群馬、新潟、長野、山梨、静岡、神奈川の日本が世界に誇るシーニックロードを4日間かけて走りきります。
その中のチェックポイントとしてわが町小淵沢が選ばれているのです。
前置きはそのくらいにして、カメラを構えて車の到着を待ちました。

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予定の時間よりも少し早く、心地よいエクゾーストノートを響かせて続々と参加車が到着です。
生産年式順にカーナンバーが与えられ、番号の若い古い年式の車からやって来ました。
カーナンバー2はフランスから参加のブガッティT13 1922年式です。
いやー興奮します。
歳とって根気と視力と指先力?の低下で模型づくりは諦めてますが、現役だったら卒倒ものです。
1/1が動いているのですから。

全ての車を紹介していたら切りないので、ゆっくり撮影できた1台をご覧頂きます。

カーナンバー13 ブガッティT35B 1924
昔作ったなあ。色は定番のブルーではなくホワイトでしたが、とても上品な車でした。

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ダッシュボード・・・良いですね。ハンドルが無い!でもご安心。盗まれないように外してあるだけです?・・・噓。こうしないと車から出難い。

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早速メカニックがやって来て点検。まずはホイールのロックナットをハンマーでコツンコツン。

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すっきりしたエンジン。きれいですね。

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ラリー参加車以外にもとんでもないのが飛び込んできます。
私が現役時代のあのアリタリアカラー。後ろ姿好きです。

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有名人の常連さんも続々到着。
カーナンバー83は堺正章さんのMaserati 1948。
群がるギャラリーに優しい笑顔で応えてました。好感度大。

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カーナンバー106は片山右京さん。

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カーナンバー128は鈴木亜久里さん。
59年MGAのトランクリッドにちょこんと乗ったトランクが粋でした。

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今回のラリーは16の外国からのエントリーもあったそうで、国際色豊かな大会になってました。
白眉はブガッティ。
90年ほど前の車たちが、しかも実走できるコンディションの車がこれだけ集まるのも珍しいのではないでしょうか。
まさにブガッティの嵐。
ご馳走様でした。

会場で配られていたパンフのくだり・・・
「秋色に彩られた日本の美しいランドスケープとともに皆さまの街を村を巡ります・・・」
期待に応えるよう美しい村・・・ではありません・・・町を守って再び楽しい車たちを待ちたいと思います。
来年も好天でありますように。

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