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バックカントリースキー



 この周辺昔は良く雪が積もったらしいです。でも最近はめっきり雪も降らなくなり、降っても3日もあればほとんど消えてしまいます。
 しかし少し標高の高いところや、八ヶ岳の北側に行けば、白銀の世界が待っています。先日友人宅に行ったら玄関にスキー靴が出ていました。スキー靴と言ってもアルペンではなくクロスカントリーです。それを見て心が大きく動いてしまいました。
 前からクロカンで北八つ方面に行った話も聞いていて、とても興味があったのですが、昨年の冬はそんな事を考えるまもなく過ぎてしまいました。少し落ち着いて来たので、真冬でも遊べる道具が欲しくなってきたのです。
 友人の持っていたのはクロカンでも少しヘビーなタイプで、板は短めでエッジ付、靴は軽登山靴みたいなセットでした。
 東京に出たときにいくつかアウトドアショップを覗いたのですが、その仕様は超マイナーなのか殆ど見かけません。かろうじて一種類だけ発見、でも選択の余地がありません。
 そこでテレマークフリークの2人の友人に教えを頂いたのですが、XCとテレマークは似て非なるものなのか、自分が抱いていたイメージと少し離れたアドバイスが帰ってきたのです。
 頭が混乱、どんな道具を選べば良いの?
 と途方にくれたところで救世主の登場です。旧友でテレマーク一筋20年のK君から「使ってないテレマークの板を送るから」とのこと。渡りに船、なんとまあ嬉しいことか、3ピンのビンディングも付いてるようで靴を都合付ければ事足りるになりそうです。
で届いた板がこれです。


 本場北欧はノルエーのASNESと言うメーカーで、歴史のあるメーカーらしく、自転車で言えばルネ・エルセとは本人の弁。
 いわゆる細板で、キャンバーはシングルとダブルの中間(なんのこっちゃですが、反りの強さのことで弱い方が扱いやすいらしい)で、片手で板の中央部をつぶしてみたら、ひ弱な握力でもひっつきました。
 板は190cmと現代の基準で言えば相当長いのですが、細いのでこれくらい無いともぐって困るのかも知れないですね。
 ビンディングはロッテフェラーのスーパーテレマークというシンプルなもの、軽そうですね。板をひょいと掴んで持ち上げるとその軽さにびっくりです。
 滑走面の中央部にはステップカットというギザギザが切ってあります。俗にウロコと言いますが、このスキーは横長の大きな刻みでウロコという雰囲気は無いのですが・・・
 さあ残るは靴です。これは自前で用意しなくてはなりません。細板と言えば革靴が定番らしいですのでここは頑張って革靴にしようかと思います。滑りを考えるとアルペンとまるっきり同じようなプラブーツです。が、以前プラの山スキー靴を履いていたときに、歩くのはまるっきり不得意だなって思っていたので、ここは歩きを重視していまやマイナーな存在になりつつある革の編み上げタイプを選んでみようと思います。
 結局クロスカントリーというジャンルではなく、テレマークを揃えることになりました。でも最初に欲しいと思ったヘビーなクロカンと、軟弱なテレマークの領域はほぼ包含されているようで、世間ではバックカントリースキーと呼ばれているらしいです。

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