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軒下無線局



 家を新築したときに悩んだことがありました。アマチュア無線のアンテナを立てるかどうかです。
 開局当時は団地暮らしだったのでとてもアンテナには苦労しました。アパマンハムの典型的な悩みで、団地の自治会とアンテナ設置に関してやりとりをして、なんとかベランダ設置の規約を追加してもらうことが出来ました。
 その後念願の一軒家住まいになったのですが、あまりに住環境が良いところに引っ越してしまい、近隣の目を憚ってアンテナを立てるには至りませんでした。
 Casa Milleの建設計画でアンテナの事が頭をかすめましたが、山の雷は怖い!と、あっさりアンテナ設置は諦めました。
 まあたまに6Mのアンテナを出して、山移動の局と交信したり、430のホイップを立てて、これも知り合いが山から声を出すのを捕まえようとしたり、くらいで、まあ移動運用の範囲を超えてはいませんね。
 この辺りだと私のメインバンド50Mhzはおとなしいもので、休日の山移動とEs以外はノイズしか聞こえません。そこで着目したのがHFバンド。21Mhz帯が好きなので、物置の奥から21Mhz用のツエップアンテナを出してきて、軒下から庭木に伸ばして聞いて見ました。
 何も聞こえません。アンテナはそのままHamの王道バンド7Mhz帯にチャンネルを切り替えます。ああ聞こえます。アンテナがインチキなので針はあまり振れませんが、6MのEs状態よろしく、北海道・九州の局が良く聞こえます。
 個人的には超短波帯が好きで過去の交信はほとんど50Mhzとその上のバンドです。でもこのロケーションで電波を出して楽しむなら7Mhzも悪くないし、安定して楽しむことが出来るかも・・・というわけでアンテナを作る事にしました。


 先日山の帰りに我が家に立ち寄ったHam仲間の意見も参考にして、結局単純で安価なワイヤーダイポールをこしらえてみることにしました。
 物置をごそごそ探したらFCZ研究所のバランのキットが出てきました。碍子もありました。ちょちょと組み立てて、ワイヤーと同軸ケーブルを半田付けしてあっさり完成。とりあえずシリコンコーキングで防水処理して桜の木に給電部を取り付けてみました。


 まだ未調整ですが良く聞こえます。無線機は開局当時の古い10W機なので拡大された7Mhz新バンドには出られないのが残念です。
 さあ、秋の夜長無線でもしますか。でも惜しいことに無線設備は屋外の軒下、寒くて風邪をひきそうです。

2 Comments

  1. チェルト

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    実は昨夜、ヤフオクでリグの落札を途中であきらめました。
    八重洲無線のFT-767GXXで、5万円まで競り合ったのですが、5万円に達したところであきらめました。
    このリグ、HF、50、144、340で、値ごろ感も有りましたのですが・・・。一夜明けて「もう少し頑張ればよかったかな?」と後悔しています。
    まあ、このお金があれば、AutoGraphの材量に回せると思っている次第でした。
    HFに出たいな・・と考えていた今日この頃です。
    それにしても、話題がシンクロしていますね!!
    73

  2. ugc

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    767ですね、友人が使ってました。私はもともと山岳移動がメインなので固定のリグにはそれほど関心はありませんでした。
    100万円もする高級リグもそんなに興味はないですね。オールバンドならFT-817で良いかなと思ってます。パワーはないですがQRP運用も乙なものです。
    今度来たときにいじってください。アンテナ調整もお手伝いのほどを・・・よろしく。

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