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MARVINの窓



 今回のCasa Mille計画のテーマの一つが窓でした。日本の従来の建物デザイン中アルミサッシの冷たい雰囲気がとても嫌でした。折角気の利いたデザインの家が、アルミサッシのせいでつまらない建物になってました。
 ある日スエーデンハウスを知りました。SWHが良い悪いは置いといて、あの重厚な木製サッシに一目惚れしてしまいました。
 2重ないし3重ガラスの防音気密性と高度な断熱性。自然な風合いの木製の窓枠が、家の中から見た景色も、外壁に埋め込まれた時の表情も、家の重要な要素として活き活きしていました。
 今回の建築に当たって、木製サッシの経験の長いS棟梁に建築を依頼しました。
 資金的に余裕があればドレーキップの北欧・ドイツタイプにしたかったのですが、リーズナブルな価格で手に入るアメリカのMARVINを使うことになりました。
 窓枠はもちろん木製です。北欧の窓よりも細身の枠で、金具は単純な滑り出しです。複雑な動きのドレーキップに比べて金具のコストが低い分、手に入れやすい価格になってます。
 ガラスは2重ですが、ちゃんとLo-eタイプのガス入りで断熱はばっちりです。
 下の写真は建物の最上部。ロフトに埋め込まれた可愛いサイズのNAVIN、軒の処理がまだで骨組みむき出しですが、ここは杉材の軒天が貼られる予定です。

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