夏から懸案の新しい無線機KX−3は、無事に変更申請が認められ正式に送信機の仲間入りを果たしました。
機動性溢れる無線機ですから屋外でも運用、特に山へ持って行っても使える様に環境を整備しています。
しばらく前に電源の確保は終了しました。
リチウムイオンのバッテリーパック(以前ハムフェアで出回っていたアイコム製・・・大人買いしたTさんに分けてもらった)を2本直列接続。
そのままでは充電直後の電圧が高すぎるのでレギュレーターをかませて13.8Vにしています。
お次はアンテナです。
HF帯のダイポール系はかさばるのでロッドタイプのアンテナに目を付けました。
ダイアモンドのRHM8Bと言う伸縮タイプのアンテナです。
ベース部を伸縮させてマッチングを取るタイプです。
山などで横方向のスペースを必要としないので良さそうです。
でも問題がいくつか。
ベースローディングの超短縮型ですから、まず飛びは期待出来ません。
飛ばすためにはラジアルが欠かせないようです。
取付部がBNCの華奢なコネクターのため、無線機に直接取り付ける訳には行きません。アンテナの立て方に工夫が要ります。
そこでカメラの三脚を使って見る事にしました。
そのためのアダプターが今回の「こさえたアンテナ編」です。
小さなアルミのケースにコネクターと三脚取り付け用のナットを仕込み、ついでにラジアル取り付け用にジャックを4つほど埋め込みました。
中身はこれです。アンテナ用と同軸用の2つのBNCコネクターを付けています。
ラジアル用には抜き差しが楽な様に、チップジャックを付けました。
このアンテナ、基本はノンラジアルタイプのホイップですが、何らかの形でアース、カウンターポイズがあった方が良いはずです。
先月の山と無線の仲間の集まりの時に実験したのですが、複数本、しかも長さを微妙に変える仕掛けがあると良いとの結論を得ました。
チップジャックなら必要に応じて簡単に変えられます。
ケースの底には1/4インチサイズのナットを埋め込みました。
カメラの三脚ネジ用です。
これで自立可能になります。場合によっては基部のケースを杭などに縛り付けても運用出来ます。
今日は出来た仕掛けのチェックをしました。
思ったよりもしっかりとアンテナは立ちました。でも山頂での強風に耐える事が出来るかは???
受信した限りではダイポールとそれほど変わらなく、強い局はSメーターがきちんと9オーバーまで振ります。
今日はまだ送信テストはしてません。明日は雨らしいので週末にでも送信テストをしてみましょう。
でも、KX−3でQRP、利得の低いこのアンテナでは、声を枯らして呼んでも応答してもらえるかな。
うまく行けばHFでのお手軽移動が実現します。
こちらは、朝から雨です。
ご存知の事とおもいますが、リチュームイオンバッテリーは、過充電すると発火の可能性が有りますのでご注意ください。
バッテーリーが膨らんで来たら要注意です(寿命です)。
さて、オシロが届きましたので測定器としては、アッテネータを除きそろいましたが、使い方が解らないので勉強しながらです。
では・・
リチウムイオンは専用の充電器があるので心配は無いと思います。
オシロ借りたいですが、拙作の波形を見るのが恐い・・・昔作ったアンプを見たら、ナマクラ波形でがっかりしたことがあります。
完成しましたね。
7MHzはパイルになっていると、固定の50W機でもQSOできないのでここでのQSOはあきらめて、14MHzあたりにチャレンジしては。
7MHzのRTTYも5WでQSO可能でしたので試してみる価値はありますよ。
何とか完成ですが完璧に調整したいのでまたアナライザーお借りします。
RTTYも視野に入れてはいるのですが、だいぶ不慣れなもので・・・